【J1ベストイレブン】中断明けのMVPはスーパーボレーを叩き込んだ徳島のアタッカー!8選手が初選出に|23節

2021年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜FC、柏からも2選手をピックアップ

【第23節のベストイレブン】

 J1リーグは8月9日、東京五輪による中断期間を終え、第23節の全10試合を各地で開催した。ここでは、今節に行なわれた全試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 今節の主役は、スーパーボレーでJ1初ゴールを記録した徳島の西谷和希だ。

 G大阪戦で9試合ぶりに先発した西谷は、1点リードして迎えた前半のアディショナルタイムに右サイドからの浮き球のパスをジャンピングボレー。豪快にネットに突き刺し、これが決勝点に。89分にピッチを後にするまで、G大阪の守備陣を翻弄し、「7.5」の高採点を獲得したアタッカーを今節のMVPに選定した。

 徳島からはCKから先制弾を決めた宮代大聖もチョイス。ふたりの得点でダニエル・ポヤトス監督にホーム初勝利をもたらした。

 同じく2選手をピックアップしたのは、横浜FCと柏。横浜FCの松尾佑介は9分に左サイドからのパスで相手オウンゴールを誘発すると、33分、松浦拓弥のスルーパスに抜け出し独走。GKとの1対1で冷静に浮き球のシュートを決め、2ゴールに絡んだ。秀逸なカバーリングで相手の決定機を未然に潰した韓浩康とともに選出した。

 柏からは右サイドのコンビをセレクト。高橋峻希は、イニエスタから奪ったボールを先制弾につなげるなど、攻守で存在感を放ち、クリスティアーノは、堅守速攻の要としてフィニッシュでも高い技術を発揮した。
 
 そのほか、今季公式戦無敗を続ける川崎の登里享平は、終盤まで果敢な攻め上がりを見せ、77分には絶妙なタッチから遠野大弥の追加点をアシスト。鹿島の犬飼智也は強烈なロングシュートと、アディショナルタイムのしぶといヘディングで2ゴールを記録し逆転勝利の立役者に。札幌の深井一希はJ1通算100試合出場を自らのゴールで祝い、それぞれ初選出となった。

 また、11本ものシュートを浴びながら的確な対応で無失点に抑えた仙台の守護神・ヤクブ・スウォビィク、豊富な運動量でチーム戦術の要となり、攻めては12節以来のゴールが決勝点となった鳥栖の仙頭啓矢を選んだ。
 

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