「日本の“疾風”は止められない!」古橋亨梧の本拠地デビューを、BBC記者が手放しで称賛!

2021年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「鮮烈な輝きを放った」

セルティック・パークでのデビュー戦でハットトリックを達成した古橋。 (C)Getty Images

 現地時間8月8日に行なわれたスコティッシュ・プレミアリーグの第2節で、セルティックはホームにダンディーを迎え、6-0で完勝した。

 今夏に加入した日本代表FW古橋亨梧は、セルティック・パークでの本拠地デビュー戦で、リーグ戦先発。3度にわたってゴールネットを揺らしてハットトリックを達成し、文字通り勝利の立役者となった。

 この活躍ぶりに、英公共放送『BBC』スコットランド版のトム・イングリッシュ記者は「魅惑的なプレーでチームに火をつけた」と絶賛している。

「背番号8が鮮烈な輝きを放った。セルティックの仲間たちは、彼のプレーで盛り上がった。ライアン・クリスティは生まれ変わったかのようなパフォーマンスを見せ、古橋とのコンビはファンの夢が結実したようなものだった。ダンディーは古橋をどう抑えていいか分からなかった。この日本の旋風は止められない。日本人プレーヤーに、いくつも決めるべきシーンがあったことは確かだが、それらすべてが刺激的な瞬間だった」
 
 この日、スタジアムには2万5000人まで入場が認められていた。記者は、68分に古橋が交代でピッチを去る際には、盛大な拍手が送られた場面にも言及している。

「観客がスタンディング・オベーションで彼に賛辞を贈ったのは、クオリティの高いプレーヤーであることは言うまでもなく、前線から積極的にディフェンスする姿、仕事人としての姿勢に感銘を受けたからだ。GKジョー・ハートがハーフタイム前と試合後に、小さな日本人ストライカーの歩みを待ち、ハイタッチで迎え入れた姿からも、その評価の高さは見て取れた」(『BBC』)

 また、新指揮官となったアンジェ・ポステコグルー監督へも「これからのセルティックの兆しを見せた」と称賛を送った。

「古橋の活躍はもちろん、サポートした選手たちも容赦しなかった。ダンディー戦だけだろう、という人もいるかもしれない。だが、久しくこんなセルティックの姿は見ることができなかったのだ。全員が本気でボールを追いかけ、サポーターの熱も高まった。この日、スタジアム外ではクラブに抗議のデモが行なわれるなんて噂もあったが、そんな懸念は無駄に終わった。こんなにホームでの応援が楽観的なのは、久しぶりだ」

 セルティックは昨シーズン、宿敵レンジャーズに王座を明け渡しており、今シーズンでの王座奪還を目標に掲げている。ホームで鮮烈なデビューを飾った古橋には、"救世主"としての期待が高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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