「この男が我々を誇らしくした」吉田麻也の東京五輪での振る舞いをサンプドリア公式が称賛! ファンも同調「偉大な戦士だ」

2021年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ピッチ内外でリーダーシップを発揮

3位決定戦後、泣きじゃくる久保(7番)を慰める吉田(左)。(C)Getty Images

 悲願のメダルには、一歩及ばなかった。その悔しさは大きい。だが、東京五輪の男子サッカーにおけるサムライブルーの歩みは、多くの人を誇らしくさせたはずだ。

 それは、日本の人たちだけではない。選手を派遣するクラブも、大会での活躍に胸を張っている。例えば、キャプテンを務めた吉田麻也が所属するサンプドリアもそのひとつだ。

 オーバーエイジ枠で出場した吉田は、東京五輪の全6試合にフル出場し、主将として、リーダーとしてチームを支えた。だが、日本は準決勝で延長戦の末にスペインに敗れると、3位決定戦ではグループステージで勝利したメキシコに1-3と黒星。53年ぶりのメダル獲得には届かなかった。

 大会前の無観客開催に関する発言から、メキシコ戦終了後に号泣した久保建英ら若きサムライたちのサポート、後を継ぐ後輩たちへの檄など、ピッチ内外で吉田はリーダーシップを見せてきた。

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 その振る舞いに、サンプドリアも賛辞を寄せている。東京五輪が閉幕した8月8日、クラブは英語版公式ツイッターに吉田の顔写真を投稿。「この男は我々を誇らしくさせてくれた」と添えた。

 投稿には「偉大な戦士だ」「絶対のレジェンド」「素晴らしい人間」といった称賛のリプが寄せられている。古巣サウサンプトンのファンと思われる人物もいるようだ。

 イタリアに移籍して以降、コロナ禍とロックダウン、過密日程のシーズン、そして代表戦と、息つく間もなく戦い続けてきた吉田には、わずかでも休息が必要だ。だが、23日のミラン戦でセリエA開幕を控えるサンプドリアは、頼りになるベテランのできるだけ早い帰還を待っていることだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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