「トッテナム次第」ペップ、ケインへの関心を認めるもメッシ獲得は否定。「現時点で我々の考えにない」

2021年08月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

メッシのバルサ退団は「私を含めた全員にとってサプライズ」

(左から)ケイン、グアルディオラ監督、メッシ。3人がマンCに一堂に会することは、現状まずなさそうだ。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティはジャック・グリーリッシュを獲得するために、イングランドサッカー史上最高額となる1億ポンド(約140億円)といわれる移籍金を支払った。

 そのため、これ以上のビッグネーム獲得はないとの報道もあったが、ジョゼップ・グアルディオラ監督はトッテナムのハリー・ケインに対する関心を否定してない。

 シティ移籍を希望していると言われるケインが、練習に姿を見せずに騒がれているのは周知のとおりだ。ケイン本人は練習拒否を否定したが、いずれにしても移籍を巡るクラブやファンとの衝突が懸念されている。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、グアルディオラはそのケインについて、「彼はトッテナムの選手であり、トッテナムが交渉を望まなければ終わりだ」と話した。

「シティも世界の多くのクラブも、彼の獲得を目指したいと望んでいると思う。我々は例外じゃない。だが、トッテナム次第だ。グリーリッシュは契約解除金があった。彼とは違う。ハリーは素晴らしい。私たちは関心がある。だが、トッテナムが交渉を望まなければ、言うことはない」
 
 条件次第としたうえで、明確に関心を認めたグアルディオラだが、一方でバルセロナ退団が発表された愛弟子リオネル・メッシについては、獲得を否定している。

 スペイン人指揮官は「私を含めた全員にとってサプライズだった。だが、ジョアン・ラポルタ(バルセロナ会長)がその理由を明確にしたと思う」と述べた。

「我々はグリーリッシュを獲得し、彼は背番号10を纏う。私たちが彼に納得しているからだ。現時点で(メッシ獲得は)我々の考えにない」

 また、グアルディオラは「ベルナルドだけでなく、2~4選手が去りたいと望んでいる」と、ベルナルド・シウバを含む複数の選手がチームからの移籍を望んでいることを認めた。

「オファーがあって移籍を望むなら、我々は全選手のすべてに関して話し合うことにオープンだ。だが、彼ら次第であり、そうでなければ彼らは練習を続ける。そして、彼らがプレーするかどうかは私が決める」

 プレミアリーグ開幕まで1週間を切ったが、マーケットは今月いっぱいまで。メッシの去就というサッカー界最大の注目を筆頭に、これからどんな動きがあるのか目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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