「やらないといけないことはたくさんある」バックアッパーからスタメン抜擢の林大地、次はW杯を目指す!【東京五輪】

2021年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

6試合中5試合で先発出場

がむしゃらな姿勢でゴールを目指した林。ノーゴールに終わった悔しさをA代表で晴らせるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 東京五輪の男子サッカーは8月6日、日本は3位決定戦でメキシコに1-3で敗れ、4位で大会を終えた。

「悔しいです。勝ちたかったです」とストレートに感想を語った林大地は、「ここまできたら気持ち論というのが良いのか悪いのか分からないですが、最後は気持ちの部分になってきていたので、もっともっと前面に押し出して戦いたかった」と口を噛みしめる。

「やっぱりチームとして走るということを毎試合意識していました」と語るように、前線からのハードワークに身体を張ったポストプレー、絶えず相手ディフェンスラインの裏を狙う姿勢など、随所で"ビースト"と称される野性味あふれるプレーを披露した。

 しかし、トレードマークのひとつにもなっているゴール後の雄叫びは大会を通して聞こえることはなった。

 メキシコ戦を終えて林は、「明確に言えないですが」とするものの、世界との真剣勝負で「もっと、自分がやらないといけないことはたくさんあるなと感じました」と大会を振り返った。
 
 当初はバックアッパーだったものの、登録選手枠の拡大でメンバー入り。さらに同大会で6試合中5試合で先発を務めるなど、大きく成長した選手のひとりでもある。

「ワールドカップがサッカー人生の中で一番大きい大会なので、次はそこを目指して頑張りたいなと思います」

 林は、ガンバ大阪のジュニアユースで世界大会に出場するものの、ユースへの昇格は叶わず、履正社高、大阪体育大とキャリアを積み重ね、加入したサガン鳥栖での活躍で五輪代表へと昇りつめた。

 そんな不屈の精神を持つ林なら、今大会の悔しさをバネに次はA代表の舞台にも這い上がってくるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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