「オチョアの牙城にヒビを入れた」三笘薫の鮮烈ゴールに海外メディアが脚光!「見事な個人技で…」【東京五輪】

2021年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

オリンピック最後の試合で、今大会初ゴール

途中交代で反撃の1点を決めた三笘。しかし、その後に訪れたチャンスは生かせなかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 8月6日に行なわれた東京五輪の男子サッカー3位決定戦で、日本はメキシコに1-3で敗れ、53年ぶりのメダルには手が届かずに終わった。

 日本は前半だけで2点を失い、ビハインドで突入した後半もセットプレーからアレクシス・ベガに3点目を許し、逆転は険しい道のりとなってしまった。

 そんななかで気を吐いたのが、62分に上田綺世とともに投入された三笘薫だった。持ち味であるドリブルで仕掛けるチャンスが訪れ、78分にはDF3枚を引きはがしながらエリア内に突入し、守護神ジェロルモ・オチョアが守るゴールのネットを揺らした。

 メキシコ・メディア『depor』は、「3-0で試合は決していたように見えたが、そこで三笘薫が見事な個人技で魅せた」と称えた。
 
「三笘はフェイントでふたりの選手を薙ぎ払い、さらにスピードに乗って、ゴール前まで突入した。ゴールで構えていたオチョアの前に飛び出した瞬間には、その場の勝負は決していた。それまでクリーンだった守護神の牙城にヒビを入れてみせた」

 また、戦況を見守っていたスペイン・メディア『Diario de Sevilla』は、「ロサーノのチームにとっては簡単なゲームだった」と綴った一方、「日本がもし、もっとチャンスをものにしていたら、展開は違ったものになっただろう」としている。

「途中出場した日本のスコアラー三笘と、旗手(怜央)、上田(綺世)らは2点目に迫るプレーを見せていた。日本の時間帯に、彼らがもう1点でも決めていたら、メキシコにとって、この試合は最後の最後でものすごく苦しいものになっていただろう。だが、メキシコは幸運にも恵まれ、かけがえのない銅メダルを手にすることができた」

 U-24日本代表が目標に掲げていた金メダルは、この大会で手にすることは叶わず、銅メダルも逃してしまった。だが、若い選手たちが大舞台で躍動したことも事実だ。彼らはこの敗北と悔しさを、さらなる成長につなげられるだろうか。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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