「日本を表彰台から叩き落すことで、礼を尽くした」メキシコ・メディアは53年越しの逆襲に歓喜【東京五輪】

2021年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

53年越しの「復讐を果たした」

日本に完勝して、銅メダルを手にしたメキシコ代表。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 8月6日に行なわれた東京五輪の男子サッカー、3位決定戦でメキシコは日本を3-1で打ち破った。

 この勝利に、現地メディアも歓喜している。『EL INFORMADOR』は、「メキシコ代表チームは日本に威勢のよい勝利を収め、オリンピックの3位を獲得した」と伝えた。

 53年ぶりの3位決定戦カードだった。1968年にメキシコシティ五輪で、日本は銅メダルを獲得。ホスト国であるメキシコを打ち破って手にしたものだった。

「"復讐とは覚めてから食べる料理である"という言い回しがあるが、2020年東京オリンピックの男子サッカー、3位決定戦で日本と対戦した我らがチームは、まさにその通りのことを成し遂げた」
 
 そして、因縁の対決についてはこのように綴っている。

「53年前に我々の手から奪われた銅メダルを、今回は自国開催である日本の手の内から取り戻した。メキシコチームは全力を尽くし、表彰台から彼らを叩き落すことで、『礼を尽くした』のだ」

 また、対峙した日本に対して「グループステージで感じた優位性はみられなかった」と評している。

「試合の終盤、日本はようやくメキシコチームを攻め立てるようになった。三笘薫のゴールで差を縮めることとなったが、奮闘が目立ったときには、すでに試合は手遅れだった」

 53年ぶりの返礼、そして金メダルに輝いたロンドン五輪以来の表彰台。ホスト国である日本を打破して手にした快挙に、メキシコも歓喜に沸いている。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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