メッシの新天地はどこに? 英ブックメーカーの最有力候補はパリSG、次点でシティ。ケインの移籍に影響も…

2021年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

突然の退団発表に全世界が騒然

バルサとの新契約は目前だったとされるが、一転、まさかのフリーに。(C)Getty Images

 果たして、名手の新天地はどのクラブになるのだろうか。

 現地時間8月5日、ラ・リーガのバルセロナは、リオネル・メッシの退団を発表。メッシとの契約は2021年6月末にいったんは満了しているものの、新たに5年契約を結ぶことで同意したと報じられ、新契約の締結は間近と考えられていた。

 しかし、バルサはラ・リーガの定めるサラリーキャップを超過しているというかねてからの問題を解決できず、7月1日からフリーとなったため、「新戦力」扱いとなったメッシの登録が行なえなかったと説明。「クラブと選手には新契約を締結するという明確な意思があった」ことを認めつつも、「ラ・リーガの定める経済的・構造的な障害のために実現できなかった」としている。

 この衝撃的なニュースに、全世界のフットボールファンは仰天。いまだメッシ本人からの声明などが出ておらず、今後については不透明な状態だが、次なる話題として注目されるのが、34歳の稀代の天才が、次にどこのクラブでプレーするのかという点だ。

 英紙『Daily Mail』は「メッシ獲得の有力候補はどこになるのだろうか」と題して、名手の新天地を予想している。

「ブックメーカー『Betfairr』が、バルセロナの天才が行くクラブとして最有力だとしているのがパリ・サンジェルマンだ。次点でマンチェスター・シティ。メジャーリーグサッカーのクラブにも可能性があり、ごくわずかな可能性でマンチェスター・ユナイテッドも挙がっている。

 だが、問題はシティだ。彼らはメッシの退団発表と同日にジャック・グリーリッシュを巨額の移籍金(1億ポンド)で獲得し、トッテナムのハリー・ケインの獲得にも関心を示しているとされる。メッシとケインのふたりを獲得することはないだろう」
 
 さらに、英紙『EXPRESS』は、「リオネル・メッシとペップ・グアルディオラの再会の可能性は十分にある。だが、その場合はケインの移籍は見送られるだろう」としている。

「グリーリッシュの獲得に巨額をつぎ込んだシティも、さすがにふたりをいっぺんに獲得する資金は持ち合わせていない。ケインはシティに向かうという立場を明確にし、練習場を欠席しているが、シティはケインの獲得よりもメッシの獲得に動く可能性がある。その場合、ケインは恥を忍んでトッテナムの練習場に戻らなければならなくなる」

 思いがけず"フリー"状態となったメッシ。稀代のスターの去就は、他のクラブや動向にも大きな影響を与える事態となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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