「左翼の過激集団」トランプ氏が米女子サッカーチームに噛みつく。「紫の髪の女はひどい」と個人攻撃も【東京五輪】

2021年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「急進的な左派の政治について考えることに時間を費やし過ぎ」

トランプ氏(左)が、紫色の髪がトレードマークのラピノー(右)を攻撃した。(C)Getty Images

 過激な発言で知られるドナルド・トランプ前大統領が、自国の女子サッカーチームに嚙みついた。英紙『The Sun』が8月5日に伝えている。

 アメリカ女子は東京五輪の準決勝で、カナダ女子に0-1で敗れるも、3位決定戦ではオーストラリア女子を4-3で撃破。銅メダルを獲得した。しかし、トランプ氏はチームへの祝辞を拒否するどころか、非難。社会問題への意識が高いことを意味する「ウォーク(woke)」という俗語を用いて、次のように述べている。
 
「もし、左翼マニアの過激な集団が率いる我々のサッカーチームがウォークしていなかったら、銅メダルではなく金メダルを獲得していただろう。ウォークは負けを意味し、ウォークしているものは全てダメになる。我々のサッカーチームは確かにそうだ。残念ながら、彼らは国と国歌を尊重する以上のことを必要としている。ウォークする者を愛国者に変えて、再び勝利を得るべきだ」

 さらに、かつての大統領は、チームの大黒柱であるミーガン・ラピノーへ個人攻撃。自身の在任期間中には「くそったれたホワイトハウスになんか行かないわ」と招待を拒絶されるなど、因縁深い36歳に向け、こう吐き捨てている。

「紫の髪の女性はひどいプレーをしていたし、急進的な左派の政治について考えることに時間を費やし過ぎで、自分の仕事をしていない!」

 オーストラリアとの3位決定戦では2ゴールを決め勝利に貢献したラピノー。時の大統領が実際にそのプレーを見ていたかどうかは定かではないが、今後も遺恨は残り続けるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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