「最初から望んでいた」ペドリ、ブラジルとの決勝に高揚!疲労懸念の声には「試合の後でしっかり食べ、休む」【東京五輪】

2021年08月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「僕が疲れていると言われるのは普通のことだ」

ペドリの“勤続疲労“に不安の声が挙がっている。(C)Getty Images

 18歳の若さでも、これだけ試合に出続けていればつぶれてしまうのではないか。そう心配する声は多い。だが、ペドリは心身のケアを怠らないことで、"勤続疲労"に苦しむことを避けている。

 日本が悲願の金メダルを目指す道を阻んだスペインにおいて、全試合で先発出場しているペドリは、フル代表でも先月まで開催されていたEURO2020に出場。優勝したイタリアに準決勝で敗れるまで、やはり全6試合に出場した。敗退するまでの大会最長走行距離も記録している。

 所属のバルセロナでも、もはや欠かせない存在だ。ラ・リーガでは37試合に出場し、チャンピオンズ・リーグ(CL)でもグループステージ第5節を除き、7試合中6試合に出場。コパ・デル・レイなどを合わせ、シーズンの公式戦出場試合数は52にのぼる。

 前年の2019-20シーズンが、コロナ禍で難しい締めくくりになったことも忘れてはいけない。過密日程のなかで、若武者はクラブ、フル代表、そして五輪代表と、文字通りに息つく間もなく戦い続けてきたのだ。そしてスペインは8月7日、東京五輪決勝でブラジルと対戦する。

 日本との激闘を終えた翌4日、ペドリは疲労について「僕が疲れていると言われるのは普通のことだ」と話している。スペイン紙『Marca』が伝えた。
 
「でも、各試合の後でしっかり食べ、休もうと心がけている。チームのために全力を尽くすには、できるだけ休むことが必要なんだ」

 ブラジルとの決勝については「最初から彼らとのファイナルを望んでいたし、僕はいつもベストと戦うのが好きなんだ」と意気込んだ。

「厳しい試合になるだろうね。彼らはとても良いプレーをする。非常に技術があり、ボールを持って楽しむのが好きだ。とても完成度の高い試合をするだろう」

 母国開催だった1992年バルセロナ大会以来となる金メダルを目指すスペイン。リーガ、CL、EUROとタイトルに手が届かなかった18歳は、五輪で頂点に立つことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【五輪代表PHOTO】スペイン、ドイツ、ブラジル…スター選手も参戦する東京オリンピック参加の男子16チームを紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事