「カマモトのダブルで望みは絶たれた」メキシコ・メディアが53年前の屈辱を回想。「運命的に再戦する」【東京五輪】

2021年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

1968年のメキシコ五輪・3位決定戦では、日本が2-0で勝利

メキシコは準決勝でPK戦の末ブラジルに敗れ、3位決定戦に回った。(C)Getty Images

 メキシコは53年の月日を経て、自国開催での屈辱を、そっくりそのままお返しする千載一遇のチャンスを掴んだ。

 8月6日に銅メダルをかけ、日本とメキシコが3位決定戦で激突する。両者はグループステージでも顔を合わせており、今大会2度目の対戦となるなか、スペイン紙『Marca』のメキシコ盤では1968年のメキシコ五輪、3位決定戦での戦いをフォーカス。「運命的に、メキシコと日本が2021年の東京オリンピックで再び対戦する」として、忌まわしい記憶を蘇らせている。
 
「今から53年前、メキシコは自国で開催されたオリンピックで、歴史的な9個のメダル(金3、銀3、銅3)を獲得したが、もうひとつ、サッカーでも獲得のチャンスがあったのだ。

 メキシコチームは、コロンビアに1-0、フランスに1-4、ギニアに4-0で、2位でグループを突破。さらに準々決勝でスペインを2-0で下すも、準決勝でブルガリアに2-3で敗れ、アステカスタジアムで日本と銅メダルをかけて戦うことになった。

 しかし、残念ながらクニシゲ・カマモトのダブル(20分、40分)で、メダル獲得の望みは絶たれた。それから53年、再び3位決定戦を戦うこととなった。ハイメ・ロサーノ監督が率いるチームにとっては、またとない機会となるだろう。グループステージで1-2で敗れた後、すぐにリベンジを果たす機会であると同時に、53年前の出来事を挽回するチャンスでもある。今回は日本が、観客のサポートは得られないものの、ホームチームとなる」

 また、同紙『AS』のメキシコ盤でもやはり、「53年ぶりに日本へリベンジするメキシコ」と対立構造を強調している。果たして今回、メダルを手にするのは一体どちらになるのか。半世紀の時を経て行なわれる"第2レグ"に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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