今夏も積極補強を継続!
ロティーナ監督率いる清水は現在14位。中断明けはしぶとく結果を残し、浮上のきっかけを掴みたい。写真:徳原隆元
東京五輪開催でJリーグは一時中断。その間、各チームは戦力補強やミニキャンプ実施など、再開後に向けて準備を進めている。五輪後はいかなる戦いを見せてくれるか。ここでは、J1の清水エスパルスを取り上げる。
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今季は積極補強で話題を集めた清水だが、この夏もその姿勢は継続。ブラジル人MFのホナウドとコソボ代表MFベンジャミン・コロリ、さらに鳥栖から松岡大起を獲得し、足りないピースを埋めようとしている。
前半戦は期待通りの結果を残せたとは言えないが、ロティーナ・スタイルの完成度は着実に上がってきていることが確認できた。中断直前は4試合負けなし(2勝2分)から最後に王者・川崎に敗れたものの、内容的に圧倒されたわけではなく勝機もある戦いだった。まだ攻守とも詰めの甘さは残るものの、戦術理解や試合内容に関しては選手たちも手応えを口にしている。
ただ、ボールポゼッションやビルドアップの面では課題があるため、そこを強化する意味で期待されるのがホナウドと松岡だ。
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今季は積極補強で話題を集めた清水だが、この夏もその姿勢は継続。ブラジル人MFのホナウドとコソボ代表MFベンジャミン・コロリ、さらに鳥栖から松岡大起を獲得し、足りないピースを埋めようとしている。
前半戦は期待通りの結果を残せたとは言えないが、ロティーナ・スタイルの完成度は着実に上がってきていることが確認できた。中断直前は4試合負けなし(2勝2分)から最後に王者・川崎に敗れたものの、内容的に圧倒されたわけではなく勝機もある戦いだった。まだ攻守とも詰めの甘さは残るものの、戦術理解や試合内容に関しては選手たちも手応えを口にしている。
ただ、ボールポゼッションやビルドアップの面では課題があるため、そこを強化する意味で期待されるのがホナウドと松岡だ。
ホナウドは展開力やキープ力に優れ、守備もできるボランチとの前評判があり、以前から求められていたタイプと言える。松岡は運動量やボール奪取能力が武器として語られることが多いが、展開力の面でも着実に成長を続けており、まだ20歳で伸びしろも大きい。中断前に加わった井林章も、ビルドアップの面で貢献が期待できる存在だ。
ラストパスとフィニッシュの面でも物足りなさがあるが、そこはコロリがコンディションを上げてくれば、プラスαが期待できる。左サイドハーフが主戦場のようだが、184センチ・82キロと体格に優れ、FWもできる選手なので、どのように起用されるかが楽しみでもある。
また現有戦力の中では19歳・鈴木唯人の成長が目立っており、再開早々に結果を出して波に乗れれば、頼もしい存在になってくる可能性は大いにある。クラブ生え抜きの滝裕太も持ち味を発揮しつつあり、得意のドリブルで終盤の流れを変える働きに期待したい。
ラストパスとフィニッシュの面でも物足りなさがあるが、そこはコロリがコンディションを上げてくれば、プラスαが期待できる。左サイドハーフが主戦場のようだが、184センチ・82キロと体格に優れ、FWもできる選手なので、どのように起用されるかが楽しみでもある。
また現有戦力の中では19歳・鈴木唯人の成長が目立っており、再開早々に結果を出して波に乗れれば、頼もしい存在になってくる可能性は大いにある。クラブ生え抜きの滝裕太も持ち味を発揮しつつあり、得意のドリブルで終盤の流れを変える働きに期待したい。