「キーポイントは旧友と対戦するクボ」FIFAが東京五輪の準決勝を展望! 展開予想は本大会直前の強化試合に触れ…

2021年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

メキシコ対ブラジルはロンドン五輪決勝の再戦

久保は知った顔も多いスペインを相手にゴールを奪えるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)/JMPA代表撮影

 東京五輪の男子サッカーもいよいよ大詰めを迎え、8月3日にはメキシコ対ブラジル、日本対スペインの準決勝が行なわれる。メダル確定へ、国の威信を懸けた戦いに世界中で注目が集まるなか、国際サッカー連盟(FIFA)も公式サイトで次のように見所を伝えている。

「オリンピックのサッカー男子大会は、火曜日の準決勝に向けて残り4チームとなり、緊張感が高まっている。この日の第1試合であるメキシコとブラジルは、2012年(ロンドン五輪)決勝の再戦であり、火花が散ることが予想される。2012年のファイナルでは勝利したメキシコと、連覇を狙い、東京大会では最多の14ゴールを挙げているブラジルの対戦は、見応えのある試合になることは間違いないだろう。

 準決勝の第2試合では、スペインと、女子チームが準々決勝で敗退したことで開催国の期待を一身に背負う日本が対戦する。日本は準決勝まで進出した2012年大会ではメダルを逃しており、今回はさらに上を目指す。そのためには、1992年(バルセロナ五輪)に優勝したスペインをはじめとする、ワールドクラスのタレントを擁するチームを倒す必要がある。両チームともに、ベスト8では延長戦を強いられ、日本はPK戦の末に勝利している」

 日本はスペインと、五輪直前の強化試合で対戦。FIFAは1-1で終わったその前回対戦にも触れ、ゲーム展開を予想している。
 
「両者は7月17日に行なわれた親善試合から1か月も経たないうちに再戦する。この試合では、スペインが優勢だったものの、前半にリツ・ドウアンがシュートを決めて日本が先制した。しかしその後、ペドリの動きから最後はカルロス・ソレールのフィニッシュでラ・ロハが同点に追いついた。果たして、準決勝でも同じような展開になるのだろうか?」

 そのうえで「キーポイント」には「旧友と対戦するクボ」を挙げている。

「準々決勝のニュージーランド戦では沈黙したが、タケフサ・クボはグループAの3試合全てで得点を挙げ、日本にとって重要な役割を果たしている。そのなかでスペイン戦はヘタフェにレンタル移籍していたときのチームメイト、マルク・ククレジャをはじめとする友人との再会もあり、対戦を待ち遠しく思っている。また、昨シーズン前半に同じくローンで在籍していたビジャレアルのパウ・トーレスとも再会することになる」

 快進撃を続ける日本は、自国開催のバルセロナ五輪以来の金メダル獲得を目論む猛者の夢を打ち砕き、決勝まで辿り着くことはできるか。運命の一戦は、埼玉スタジアムで20時キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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