スペイン紙『MARCA』英語版は現地時間７月31日、「どこが金メダル候補？」と題し、東京五輪男子サッカーでベスト４に駒を進めたスペイン、ブラジル、日本、メキシコの４チームを紹介した。

　グループステージの３試合を全勝で終えた日本は、同日の準々決勝でニュージーランドと対戦。スコアレスで延長戦を含む120分を終えると、PK戦を谷晃生のセーブなどで4-2と制し、2012年のロンドン大会以来となるベスト４進出を決めている。

　準決勝で対戦するのは、コートジボワールを下したスペインだ。後半アディショナルタイムに勝ち越しを許すも、途中出場したばかりのラファ・ミルが直後に起死回生弾。延長戦に持ち込むと、そのラファ・ミルの２得点を含む３ゴールで突き放して死闘を制した。

　Marca紙は、日本について「この夏、ホスト国はファンを誇らせている。ここまで見事な大会を楽しんできた」と報道。「唯一のグループステージ全勝で、ニュージーランド戦はPK戦までもつれ込んだが、スペイン戦ではベストの調子を取り戻せると自信を持っているだろう」と伝えた。
 

　もちろん、スペインでプレーする久保建英の注目度は言うまでもない。同紙は「彼らの日ならどこが相手でも倒せるだけのタケフサ・クボというスターのクオリティーがある」と続けている。

「保有権を持つレアル・マドリーが注視するスペイン戦で、彼は勝利を決めるパフォーマンスを狙うだろう」

　優勝チームを問うアンケートでは、1300人を超えるユーザーの33％がブラジルと回答。メキシコが29％、スペインが28％と続き、日本を選んでいるのは10％にとどまった。

　久保ら日本代表の選手たちは、この予想を覆すことができるか。スペインとの準決勝は、８月３日に行われる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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