“完封の代償”で次戦出場停止のCB冨安健洋。「みんなを信じて」ファイナルの舞台に備える【東京五輪】

2021年08月01日 サッカーダイジェスト編集部

「PK戦までいきましたけど、我慢比べで勝ててよかった」

冨安はウッドやウェイン(18番)に苦戦したというが、安定したパフォーマンスで無失点に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 U-24日本代表は7月31日、東京五輪の準々決勝でU-24ニュージーランド代表と対戦し、PK戦の末に勝利。2大会ぶりのベスト4進出を果たした。

 PK戦で素晴らしいシュートストップをしたGK谷晃生はもちろん、なかなか得点を奪えないなかでも、集中力を切らさずに無失点に抑えた守備陣の奮闘は評価されるべきだろう。

 無失点に大きく貢献したひとり、CB冨安健洋は試合後、「タフなゲームになるのは分かっていました。PK戦までいきましたけど、我慢比べで勝ててよかったと思います」と振り返った。
 
 そんな冨安はニュージーランドに対し、「最後まで諦めないな」という印象を抱いたという。なかでも対峙した2トップには苦戦したようだ。

「9番(ウッド)と、18番(ウェイン)はかなり運動量が多く、よく裏抜けするし、アグレッシブさもあった。けっこうやりづらかった」

 とはいえ、手強い相手に対しても、堂々と力強く対抗。改めて頼りになる選手であることを証明してみせたが、必死のディフェンスがあだとなったか、89分に警告を受けてしまう。

 グループステージ3節のフランス戦に続き、これで通算2枚目。累積警告によってスペインとの準決勝は出場停止となるが、「僕はみんなを信じて決勝に向けて準備をするだけ」と気丈に語ってスタジアムをあとにした。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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