旗手怜央が語ったニュージーランド戦の勝因と苦戦の理由。自身が悔しがったのは…【東京五輪】

2021年08月01日 サッカーダイジェスト編集部

左SBとしてスタメン出場

ニュージーランド戦では左SBで先発した旗手。FW、MF、DFを幅広くこなすポリバレント性を生かしている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 東京五輪の準々決勝で、U-24代表はニュージーランドを下し、2大会ぶりの準決勝進出を果たした。試合は0-0のまま120分を戦っても決着がつかず。PK戦の末に日本が勝利した。

 日本はチャンスを作りながらもゴールを奪えず。後半途中まで5バックを敷いたニュージーランドを最後まで崩し切れなかったが、守備陣は無失点で抑え、PK戦での勝利につなげた。

 この試合、左SBで先発し、後半途中からは左サイドハーフに回って延長戦に入るまでプレーした旗手怜央は、次のように勝因を口にする。

「誰かひとりでも欠けたら、今日の勝利はなかったと思うので、みんなが良い準備をして今日の試合に臨めたのが、一番、結果につながったと思います。焦れずにやれたのが一番ですし、全員が120分を通して走り切れました。最後までゴールを狙えたのは良かったです」

 一方でニュージーランドを仕留め切れず、時間を経るごとにシーソーゲームとなった、苦戦の理由も語る。

「5バックで引かれている相手で、なかなかフリーな選手がいても、ボールが出る前にプレスをかけられたりしていました。そういった点であったり、チームとしてしっかり連係されたところは、手強く感じました。あとは局面の球際も相手は強かったので、前半はそういうところに苦しんだのかなと思います」
 出場時間が限られたグループステージ1戦目の南アフリカ戦、出番のなかった2戦目のメキシコ戦では「悔しい想いもしていた」と話す自身は、3戦目のフランス戦に続いてスタメン出場。しかし、フランス戦に続き絶好機を迎えたが、モノにすることはできなかった。

「決めないと評価されないですし、そこは課題です。ただ良いところに入っていけるようにはなっているので、続けながら頑張りたいです」と意気込む。

 次は8月3日の準決勝・スペイン戦だ。勝てば、これまでの歴史を塗り替える、初の決勝進出となる大事な一戦。SBから中盤2列目、FWまでこなすポリバレントな旗手はチームにとって貴重な存在であり、調子は上がっている。スペイン戦でもその働きに期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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