ミラン ガッリアーニ副会長がポルトガル入り ターゲットはJ・マルティネスとブライミ

2015年06月09日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

49億円相当の違約金を支払い、J・マルティネスを獲得か。

経営権の一部譲渡で補強費の目処がたったミラン。ポルトガル・リーグ3年連続得点王のJ・マルティネスを狙う。 (C) Getty Images

 ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は6月8日、ポルトガルに飛んでポルトの首脳と会談した。
 
 ターゲットはコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス。ガッリアーニは以前からマルティネスの獲得を望んでいたが、今回の経営権一部譲渡で『ドイエンスポーツ』(投資会社)の支援を受けられることになったため、違約金3500万ユーロ(約49億円)を支払っての獲得に現実味が出てきた。ただし、バレンシアも本気で獲得に動いているため、この競合に勝つ必要がある。
 
 ポルトはすでに後釜を絞り込んでいる。本命はフェデリコ・サンタンデール(グアラニ=パラグアイ)。対抗はインテルも狙っているグイド・カリージョ(エストゥディアンテス=アルゼンチン)。ポルトはさらに、ポルトガルのパソス・フェレイラからウルグアイのペニャロールにレンタルされている25歳のサイドアタッカー、ジョナタン・ウレタビスカヤにも興味を示している。
 
 ミランはマルティネスだけでなく、同じポルトのアルジェリア代表ウイング、ヤシン・ブライミ(ドイエンスポーツが保有権の一部を持っている)にも関心を示している。
 
 しかしポルトが付けた値札は5000万ユーロ(約70億円)という法外な値段。この条件で交渉がまとまることは不可能だ。今後数日間の動きが注目される。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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