日本女子は７月30日、東京五輪の準々決勝でスウェーデン女子と対戦。開始７分に先制を許すも、23分に田中美南が同点弾を挙げ、息を吹き返す。しかし、勝ち越しのチャンスを作りながらモノにできずにいると、53分と63分に立て続けに失点。結局そのまま１-３で敗れ、ベスト８で敗退となった。

　この結果に対し、自国の女子チームはグループ最下位で姿を消した中国のメディア『新浪体育』が反応。「オリンピック女子サッカー準々決勝、スウェーデン３：１日本。ホストが別れを告げる！」と題し、アジアのライバルの動向を事細かに伝えている。
 

「開催国の日本と対戦したスウェーデンの選手は背が高く、しっかりと空気をコントロールしており、フィジカルの対決において大きなアドバンテージを持っていた。そのなかで日本は、その限られた強さのために、ゲームの終わりまでスコアを変えることができなかった。ホストは敗退となり、岩渕真奈らがホームのオリンピック会場で涙を流し、多くの選手が落ち込んで、たまらなく失望し孤独となった。

　スウェーデンは、１対１のスピードバトルでも優位に立っていた。タフなプレースタイルで主導権を握り、日本の選手のシュートは基本的に脅威ではなかった。最終的な勝利もその強さによるものであり、３-１のスコアも妥当と言える」

　2011年のワールドカップを制覇し、翌年のロンドン五輪でも２位に入ったなでしこジャパン。ただ、栄華を極めたのは完全に過去の話となっており、他国からも「脅威」と見られていないことが窺える。来る２年後のワールドカップでは、今回の経験と反省も生かし、威厳を取り戻すことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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