ついに年間試合数が「70」に到達した18歳ペドリ。本人は「疲れはないよ」とメダル獲得に意欲を見せるが【東京五輪】

2021年07月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

地元メディアがやつれた表情に着目

周囲の不安をよそに五輪でも溌溂としたプレーを見せるペドリ。(C)Getty Images

 スペイン代表の一員として東京五輪に参戦している18歳のペドリに対して、「疲労」を不安視する声が止まない。

 初戦のエジプト戦後には、スペイン紙『as』が国歌斉唱時のやつれた表情に着目。動画を通して普段の彼と比較し、国内だけでなく、「誰か彼を救ってあげるべきだ」など英国のサッカーファンが心配している内容のメッセージも紹介している。
 
 実際、昨年8月に17歳でバルセロナに入団して以来、ペドリはクラブで52試合(公式戦のみ)、U-21代表で4試合、A代表で10試合、そして五輪代表で4試合に出場。先日のアルゼンチン戦がちょうど70試合目だった。

 バルサファンを中心に、心配する声が増えるのも当然だろう。ただ、そのアルゼンチン戦後にその件に関して水を向けられた当の本人は、

「疲れはない。しっかり休むようにしているし、寝つきもいい。つねにフレッシュな状態を保てているよ」

 と、涼しい顔でコメント。周囲の不安をよそにスペイン代表のメダル獲得に全精力を投入している。

 31日に準々決勝が実施される男子サッカーはいよいよ佳境を迎えるが、ヨーロッパのクラブに所属する選手にとっては、新シーズン開幕前の大事な時期。怪我をしないことをただただ祈るばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事