７月28日に東京五輪・男子サッカーのグループステージ最終戦が行なわれ、ベスト８が決定した。

　フランスを４-０と叩きのめした日本は、３連勝でグループAを首位通過。準々決勝ではB組２位のニュージーランドと対戦する。

　もし、日本が２位通過であれば、先にB組の１位通過を決めていた韓国と激突する可能性があった。そこで、記者席で居合わせた韓国の通信社『聯合ニュース』のホン・セオクアン記者に、「日本と韓国が対戦した場合、警戒すべき選手は誰ですか」と尋ねてみた。

「クボだよ。イ・ガンインと対戦したら、注目だよね。それから…そう、ヨシダだ」

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　ホン記者が挙げたのは攻守の要であるMF久保建英とDF吉田麻也だった。久保とイ・ガンインはともに2001年生まれの技巧派レフティで、前者はバルセロナ、後者はバレンシアのカンテラ（下部組織）で育った背景も似ているため、何かと比較されてきた。そのライバル対決を、韓国の記者も楽しみにしているようだ。

　準々決勝での対戦を避け、お互い違う山に入ったため、日韓戦が実現するのは、決勝か３位決定戦。ファイナルでアジア対決が実現すれば、歴史的な一戦になる。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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