ヴァランヌ獲得でついに大台突破! マンチェスター勢がこの5年でCBに投じた金額が凄すぎる!

2021年07月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ついに500億円の大台に乗る。

このヴァランヌの獲得により、マンチェスターの2強が直近5年でCBに投じた移籍金の合計額は驚異の4億4390万ユーロ(554億8750万円)に。 (C)Getty Images

 現地時間7月27日、マンチェスター・ユナイテッドがラファエル・ヴァランヌの獲得でレアル・マドリーと合意したことを発表した。2025年6月までの4年契約で、1年の延長オプション付き。『SKY SPORTS』など現地メディアによれば、移籍金は5000万ユーロ(約62億5000万円)だという。

 またしてもマンチェスターのクラブが、大金を積んでCBを落札した。驚くべきは、シティとユナイテッドの2クラブが2016年以降の5年間でCBに投じた移籍金の合計だ。

 シティは16年夏に5560万ユーロ(約69億5000万円)を支払ってエバートンからジョン・ストーンズを獲得したのを皮切りに、18年1月にアスレティック・ビルバオからエメリック・ラポルトを6500万ユーロ(約81億2500万円)で、20年夏にベンフィカからルベン・ディアスを6800万ユーロ(約85億円)で、ネイサン・アケーをボーンマスから4530万ユーロ(約56億6250万円)で迎えており、その合計額は2億3390万ユーロ(約292億3750万円)に上る。

 一方のユナイテッドは、16年夏にビジャレアルからエリック・バイリーを3800万ユーロ(約47億5000万円)で、17年夏にベンフィカからヴィクトル・リンデロフを3500万ユーロ(約43億7500万円)で、19年夏にレスターからハリー・マグワイアをDF史上最高額の8700万ユーロ(約108億7500万円)で獲得し、さらに今夏、ヴァランヌに5000万ユーロを投じたのだ。その合計額は、シティに及ばないとはいえ2億1000万ユーロ(約262億5000万円)に達している。
 つまりシティとユナイテッドのトータルは、今夏のヴァランヌ獲得でついに4億ユーロ(約500億円)の大台を突破したことになる。驚異的な金額だ。

 その大型補強をチーム力に昇華し、タイトルの獲得など成功にしっかり結びつけているのはシティだろう。なかでも20-21シーズンにMVP級の活躍を披露し、チームの2冠(プレミアリーグとリーグカップ)に大きく貢献したディアスはスマッシュヒットだった。

 一方のユナイテッドは、CBがつねに補強ポイントに挙がるなど、近年の強化は空振りしている印象が強い。そんな名門を救うパフォーマンスを、はたしてヴァランヌは示せるか。マドリーで数々の栄冠を手にしてきたワールドクラスにかかる期待は大きい。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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