ドルトムントが「サンチョの後釜」を獲得! オランダ代表アタッカーの武器は?

2021年07月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

サンチョの後釜としての活躍が期待される。

EURO2020でも好プレーを披露したマレン。ビッグクラブでも期待に応えるパフォーマンスが見せられるか。(C) Getty Images

 現地時間7月27日、ドルトムントはPSVからオランダ代表FWのドニエル・マレンの獲得を発表した。

 契約期間は26年6月までの5年間で、移籍金は3000万ユーロ(約37億5000万円)。すでに7月25日からスイスのバートラガーツの合宿地に合流しており、移籍発表は秒読みと見られていた。

 ドルトムントは今夏、攻撃の主軸だったジェイドン・サンチョをマンチェスター・ユナイテッドに売却。イングランド代表FWの後釜確保は移籍市場における最重要項目だった。

 マレンはスピードに乗ったドリブル突破と高い決定力が武器で、前線であれば、中央でもサイドでもプレーできるため、層の薄いCFのバックアッパーとしても計算できる。
 
 そんな22歳のオランダ代表アタッカーは、ドルトムントの公式ホームページで次のようにコメントしている。

「ドルトムントは常にブンデスリーガで優勝を争い、チャンピオンズ・リーグでも上位進出が期待される欧州のトップクラブのひとつ。新たなチームメイトと共にピッチに立つのが、いまから本当に待ち遠しいよ。欧州屈指のファンが後押ししてくれるホームスタジアムでのプレーも楽しみだ」

 スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルクが「ドニエルは攻撃面で高いポテンシャルを持ち、得点力、創造性、スピードを兼ね備えたプレーヤーだ」と太鼓判を押すなど、首脳陣の評価も極めて高い。

 マレンはアヤックス(08~15年)とアーセナル(15~17年)のアカデミーで研鑽を積み、17年夏にPSVに加入。公式戦116試合で55ゴールを記録するなど、チームの主軸として活躍してきた。

 19年に初招集されたオランダ代表でも、これまで13試合に出場(2ゴール)。記憶に新しい今夏のEURO2020でも4試合に出場して2アシストを挙げていた。

 10年ぶりのリーグタイトル獲得を狙うドルトムントにとって、マレンはキープレイヤーの1人になるのは間違いないだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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