[フランス戦のスタメン予想]ベスト布陣かターンオーバーか? “運命の一戦”をどう戦う?【東京五輪】

2021年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

1点差で負けても決勝トーナメントへ

フランス戦の予想スタメン。メキシコ戦からの変更は2箇所。

 南アフリカとメキシコに連勝し、グループAの首位に立ったU-24日本代表は28日、横浜国際総合競技場でフランスと対戦する。

 引き分け以上で首位通過が決まる日本は、負けても1点差なら決勝トーナメントに進出できる。メキシコに1-4で敗れ、南アフリカには4-3で辛勝したフランスと比べ、優位な状況にあるのは間違いない。

 注目されるのは、このフランス戦でベストメンバーを組むのか、この先を見据えてターンオーバーを行なうのかだが、入れ替えは最小限に留めるとみる。

 まずGKは3戦連続で谷晃生と予測。メキシコ戦では終盤に悔しい失点があったとはいえ、最後にビッグセーブで取り返した守護神を下げたりはしないはずだ。

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 最終ラインも1、2戦と同じく右から酒井宏樹、吉田麻也、板倉滉、中山雄太が並ぶだろう。左足首を痛めている冨安健洋の復帰はもう少し先になりそうだ。左SBは旗手怜央を起用する可能性もあるが、このフランス戦は勝ちに行く試合ではなく、負けない試合であるため、守備力に一日の長がある中山のほうが理に適っている。

 ダブルボランチも遠藤航と田中碧を継続か。冨安が元気であれば、板倉を中盤で起用し、どちらかを休ませるプランも考えられたが、CBは動かせないだろう。試合展開によっては、町田か旗手を左SBに投入し、中山をボランチに回すのも策。いずれにしても、代えが利かない遠藤と田中の負担は軽減しておきたいところだ。

 2列目はメキシコ戦で躍動した堂安律と久保建英は外せないか。左サイドは南アフリカ戦で先発し、メキシコ戦では出番のなかった三好康児とみるが、堂安を温存して三好を右で使う可能性もある。

 その場合は、左サイドは三笘か相馬だ。メキシコ戦で好プレーを見せた後者を休ませ、その試合でようやく実戦復帰を果たした三笘をここでスタメン起用するのも面白い。

 左サイドとともに注目なのがCFだ。ここ2試合の先発を勝ち取った林大地の評価がうなぎ上りだが、ハードに戦うスタイルのため、消耗があると予想。裏のスペースへの対応が拙いフランスとの相性、省エネで守りながらカウンターを狙うのが効果的という観点から、スピードとハードワークに定評がある前田大然が最前線を担うのではないか。

 果たして日本は、ベスト8に進むことができるか。運命のフランス戦は20時半にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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