【J1採点&寸評】新潟×名古屋|山崎の2試合ぶりのゴールで新潟が連敗を4で止める!

2015年06月07日 大中祐二

冷静なポジショニングと思い切りの良い反応でゴールを死守した守田をMOMに。

【警告】新潟=R・シルバ(27分)、舞行龍(49分)、小泉(64分)、山崎(78分) 名古屋=矢野(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】守田達弥(新潟)

【試合内容】
 名古屋がボールを保持しながら効果的にサイド攻撃を仕掛け、押し気味に展開。33分にはカウンターから長い距離を走った永井が鮮やかに先制ゴールを決める。
 
 しかし4連敗中とはいえ、無様な戦いはできない新潟も、前半終了間際にセットプレーの混戦から山崎が押し込み同点に。後半も名古屋ペースで50分、90分と決定機を迎えたが、新潟GK守田が立ちはだかった。名古屋が押し込み、新潟が粘った試合は、勝点1ずつを分け合う結果に。
 
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・15節
 
【チーム採点・寸評】
新潟 
やや落ち着きを欠いたが、セットプレーから追いつくと身体を張ってその後は失点せず勝点1をもぎ取る。連敗を4で止めた。
 
名古屋 
カウンターだけでなく、ボールを保持して押し込み好機を作っただけに、終わってみれば勝点2を失った印象。
 
【新潟|採点・寸評】
GK
21 守田達弥 7
後半、ふたつのビッグセーブ。冷静なポジショニングと思い切りの良い反応で勝点1をチームにもたらす。
 
DF
4 舞行龍ジェームズ 5.5
前半途中のシステム変更後、右SBを務める。永井に粘り強く対応したが、警告を受け退く。
 
2 大野和成 6
3バックから4バックへの変更にも動じず、球際の厳しさを前面に名古屋の攻撃を撥ね返した。
 
3 大井健太郎 6
ロングボールを多用する名古屋に対して、チャレンジ&カバーのセオリーを徹底。守備を引き締めた。
 
MF
25 小泉 慶 6.5
粗いプレーも散見されたが、時間の経過とともに運動量、ボールを奪い切る迫力が増していった。
 
18 成岡 翔 5.5
ボランチとして効果的なボールの集配ができず、期待されたセカンドボール奪取も不調に終わった。
 
24 川口尚紀 5.5
試合中のシステム変更で、一時不慣れな左サイドハーフを務める。苦しみながらも戦い続けた。
 
7 コルテース 5.5
4-4-2へのシステム変更に対応できず、チームに混乱をもたらす。縦への突破も警戒され不発に終わった。
 
13 加藤 大 5.5
浮き球を駆使して何度かチャンスメイクしたが、全体的にミスが多く、リズムに乗り切れなかった。
 
FW
10 ラファエル・シルバ 5.5
チーム最多の3本のシュートは放ったが、厳しく警戒され、思うように仕掛けられず精彩を欠いた。
 
9 山崎亮平 6.5
CKの混戦から値千金の同点ゴール。終盤は疲労感が漂ったが、複数のポジションで奮闘。
 
交代出場
FW
11 指宿洋史 5.5
試合終了間際に加藤の浮き球パスをラインの背後で受け、ボレーで狙うがモノにできず。
 
MF
23 山本康裕 5.5
試合終盤に投入され、走力とパワーを活かしたかったが、思うようにボールに絡めないまま終わった。
 
FW
34 平松 宗 -
残り時間も少ないところでサイドハーフに入ると、運動量を活かし名古屋のサイド攻撃を食い止めた。
 
監督
柳下正明 6
名古屋の陣形を見て4-4-2にシフト。試合をコントロールできたとは言いがたいが、なんとか勝点1を獲得できたのは評価に値。

次ページカウンターから長い距離を持ち上がった永井の鮮やかなゴールは秀逸。

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