【グループB第3節展望】韓国はホンジュラス相手に引き分けでも2位抜け確定! ルーマニアはNZ撃破へ攻撃陣の奮起が必須

2021年07月27日 河治良幸

全チームが勝点3で並ぶ大混戦

得失点差で首位に立つ韓国。ホンジュラス戦では引き分け以上でグループステージ突破が決定する。 (C)Getty Images

▼ルーマニア×ニュージーランド
(7月28日/17:30キックオフ@札幌ドーム)

 勝点3で並ぶ大混戦のB組だが、得失点差で不利な両国だけに、引き分けだと揃って敗退してしまう可能性がある。

 とくにルーマニアは勝点3を取れないと敗退になるので、ここまでオウンゴールの1点しか取れていない攻撃陣の奮起が必要になる。ただし、右サイドの仕掛け人であるイオン・ゲオルゲが韓国戦で退場し、この試合では出場停止となる状況で、2列目のアレクサンドル・ドブレやCFジョルジェ・ガネアにクロスを供給する役割を担うのは左サイドのラドゥ・ボボクだろう。

 ニュージーランドも、エースのクリス・ウッドがクロスに合わせる形を得意としている。韓国戦とホンジュラス戦でゴールを決めたウッドを左サイドのリベラート・カカーチェに良いボールを供給できるかどうか。身体能力抜群のルーマニアのGKマリアン・アヨアニと好セーブを連発しているニュージーランドGKマイケル・ウードにも注目だ。
 
▼韓国×ホンジュラス
(7月28日/17:30キックオフ@横浜国際総合競技場)

 初戦でニュージーランドに敗れた韓国は、2節のルーマニア戦では相手に退場者が出たこともあり、オウンゴールの先制点から得点を重ね4-0の完勝。勝点3で並ぶB組でも得失点差で首位に立った。

 これでホンジュラスに引き分ければ2位で勝ち上れるが、ホンジュラスもニュージーランドに逆転勝利で調子を上げている。決勝ゴールをあげた10番のリゴベルト・リバスを中心に、パスワークと個人技を駆使するホンジュラスの攻撃は、オーバーエイジのパク・ジスと屈強なチョン・テウクがCBコンビを組む韓国のディフェンスにも厄介なものであるはずだ。韓国は0-0でも突破できるが、ここまで不発のファン・ウィジョのゴールに期待がかかる。

 またルーマニア戦は、79分からの出場で2得点を挙げたイ・ガンインが良い状態でスタメンに戻ると見られる。ホンジュラスは点を取りに行くなかでも、守護神アレクス・グイティを中心にカウンターからの危険なフィニッシュを封じていきたい。

文●河治良幸

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