日本がメキシコ戦で警戒すべき選手は? レジェンドGKや「メキシコのメッシ」はとくに強敵だ【東京五輪】

2021年07月24日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

フランス戦で躍動したライネスのドリブルには要注意

GKオチョア(左上)、DFバスケス(右上)、MFライネス(左下)、FWベガ(右下)写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 7月22日に開幕した東京オリンピックの男子サッカー。グループAのU-24日本代表は、グループステージ初戦でU-24南アフリカ代表に1-0で辛くも勝利を収めた。

 7月25日に行なわれる第2節の相手は、初戦で強豪フランスを下したU-24メキシコ代表だ。日本がとくに警戒すべきメキシコの注目プレーヤーは以下の4人だ。

13 ギジェルモ・オチョア(GK/クラブ・アメリカ)
 オーバーエイジ枠で招集されたA代表通算114試合出場を誇るメキシコのレジェンドGK。19-20シーズンに約8年ぶりとなる古巣のクラブ・アメリカへ復帰し、36歳となった今も正守護神としてプレーしている。初戦ではDF陣と連携してフランスの強力な攻撃陣をPKによる1失点に抑え込んでいる。

5 ヨハン・バスケス(DF/ウニベルシダ・ナシオナル)
 北中米カリブ海予選でメキシコ優勝の原動力となった守備の要。全5試合に出場し、大会ベストイレブンに選出された世代屈指のCBだ。19年10月にはA代表デビューを果たしている。フランス戦ではCBでコンビを組んだセサル・モンテスとともに、ペナルティーエリア内で相手CFのアンドレ=ピエール・ジニャクをほぼ完璧に封じ込めた。

 

10 ディエゴ・ライネス(MF/ベティス)
 21歳ながらA代表で13試合・3ゴールを記録し、メキシコの将来を背負って立つと言われている左利きのドリブラー。19年1月からスペインのベティスでプレーしており、昨シーズンは21試合に出場した。身長は167センチと小柄で、抜群のテクニックを駆使して相手DFを翻弄する姿から"メキシコのメッシ"と称される。フランス戦では得意のドリブル突破から先制ゴールをアシストするなど、噂にたがわぬ局面打開力を披露した。日本の守備陣はこのナンバー10を封じられるか。

11 アレクシス・ベガ(FW/グアダラハラ)
 北中米カリブ海予選で大会MVPに輝いたフィニッシャー兼チャンスメーカー。2トップの一角に加え、両ウイングでもプレー可能だ。フランス戦では左ウイングに入り、フランス相手に1ゴール・1アシストと大活躍。右ウイングのライネスとともにメキシコ攻撃陣を牽引している。

 日本はメキシコと12年ロンドン五輪の準決勝で対戦しており、その時は大津祐樹(現ジュビロ磐田)のゴールで先制しながらも1-3で逆転負けを喫し、初の決勝進出を逃している。

 決勝トーナメント進出が懸かったメキシコとの大事な試合は、7月25日の20時に埼玉スタジアム2002でキックオフする。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事