「誰か助けてあげて」298日で63試合…超過密日程でフル稼働のペドリにやつれ?ファンから“悲鳴”

2021年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

クーマン監督は東京五輪メンバー入りに苦言

バルサでフルシーズン戦い抜いた後にEURO、東京五輪を戦っているペドリ。身体への負担が心配だ。(C)Getty Images

 スペイン代表MFペドリの度を越えた稼働ぶりが激論を呼んでいる。英メディア『SPORTbible』が7月22日付けで伝えた。

 ペドリは昨夏バルセロナに加入すると、瞬く間に定位置を確保。チームに欠かせぬ主軸となり、公式戦52試合に出場した。そしてクラブでのシーズンを終えると、すぐさま代表へと戦いの場を移行。EUROでは準決勝まで進出したチームで全6試合に出場した。

 本来ならここで束の間のオフシーズンに入るところだが、18歳は間髪入れず東京五輪代表チームへ合流。22日のエジプトとの開幕戦(0-0)にもフル出場している。

 ここまでほぼノンストップで走り続けるペドリはなんと、298日で63試合に出場。4日と17時間で1試合をこなしている計算になる。いくら若いとはいえ、このタイトなスケジュールで当然気になってくるのがコンディションの問題だ。

 ネット上では、エジプト戦で整列した際のペドリのやつれきった顔も拡散されており、ファンからは「誰か助けてあげて」「彼がどれほど疲れていることか」「休息が必要だ」といった悲鳴が上がる事態となっている。

【画像】大丈夫?思わず心配になるほどやつれきった18歳ペドリ
 
 また、バルセロナのロナルド・クーマン監督も、疲労困憊のホープを極東まで引っ張ったことへ不快感を露わに。スペイン紙『Marca』で苦言を呈している。

「ペドリは驚異的なEUROを経験した。18歳という若さで、ほとんどの試合にフル出場し、見事な成長ぶりを見せてくれた。彼は上達しているし、謙虚でリラックスもしている少年だ。彼はサッカーのために生きていて、バルサの若手としてどうあるべきかのお手本だ。

(五輪への招集は)我々にとっては残念なことだが、私たちは彼に対して最大限の自信を持っているし、今シーズンも大きな期待を寄せている。ただやはり、たくさんプレーしたペドリには夏の間、彼が必要とするだけの休息を与えるべきだろう」

 永遠の課題であるクラブと代表の両立問題。バルサにとっては未来を担う選手の問題でもあるだけに、今後議論の火種となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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