「あらゆる提案に対してオープン」バルサ会長、グリエーズマンら放出辞さず。アトレティコ会長は復帰説に「ファンが許すとは…」

2021年07月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

グリエーズマンはニゲスとトレードの可能性も

グリエーズマン(左)の去就についてラポルタ会長(右)が言及した。(C)Getty Images

 財政的な理由からバルセロナが一部選手の売却を必要としているのは、周知のとおりだ。現地時間7月22日、ジョアン・ラポルタ会長は、あらゆるオファーに対して「オープン」だと話した。

 バルサは先日からアントワーヌ・グリエーズマンとアトレティコ・マドリーのサウール・ニゲスをトレードする可能性が取り沙汰されている。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ラポルタ会長は「グリエーズマンはバルサの選手だ。契約は2024年までで、状況が変わらない限り、我々は彼を頼りにする」と話した。

 そのうえで、同会長は「市場でいくつか動きがあり、彼に対する関心があるのは否定できない。それが彼のクオリティを示している」と続けた。

「今は特別なマーケットで、想像力を働かせなければいけない。トレードとかね。だが、私たちはアントワーヌをとても評価している。クラブは彼に大きな投資をした。我々は彼に満足だ」
 
 さらに、「市場は始まったばかりで、グリエーズマンにはマーケットがある」と、興味を寄せるクラブとの交渉に応じる姿勢を強調した。

「物事が動き出したら、我々はあらゆる提案に対してオープンだ。財政的にデリケートな状況にあり、リーグのファイナンシャルフェアプレーのために収支を均衡させる必要があるからね」

 一方で、アトレティコのエンリコ・セレソ会長は同日、バルセロナとの取引について明言を避けたが、アトレティコのファンがグリエーズマンを許すかと聞かれ、「そうは思わない」と答えている。

 コロナ禍による経済的な打撃で、どのクラブも厳しいやり繰りを迫られながらもチーム編成を進めている。スペインを代表する両ビッグクラブがどのように立ち回るのか、進展から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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