【J1展望】1stステージ15節|G大阪 - 神戸|土壇場のG大阪。過去8戦11ゴールの“神戸キラー” 宇佐美が輝くか

2015年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

G大阪――敗れれば浦和の優勝が決まる可能性も。神戸――宇佐美対策を立てられるかが鍵。

故障者/G大阪=内田、西野 神戸=山口、三原、相馬、北本   
出場停止/G大阪=なし 神戸=なし


J1リーグ 1stステージ・15
ガンバ大阪 ヴィッセル神戸
6月7日(日)/16:00/万博記念競技場
 
 
ガンバ大阪
リーグ成績(14節終了時):2位    勝点27  8勝3分2敗 20得点・10失点
 
【最新チーム事情】
●宇佐美にとって、神戸は8戦11発とお得意様。
●神戸戦に敗れて首位の浦和が勝利した場合、浦和が第1ステージ優勝。
●前節の鹿島戦で堂安が16歳11か月18日でのクラブ最年少Jリーグデビュー。
●神戸戦は公式戦6戦無敗中(5勝1分)
 
【担当記者の視点】
 前節の鹿島戦は2トップとCBコンビが存在感を発揮し、中盤でも今野が攻守両面で貢献するなど2-0と完勝した。首位・浦和との勝点差を7に縮めたが、それでも逆転優勝は極めて難しい状況だ。この神戸戦に敗れて、一方の浦和が清水に勝利した場合、浦和の第1ステージ優勝が決まる(それ以外のケースでは次節以降に持ち越し)。
 
 神戸戦の注目は、やはり宇佐美だ。ワールドカップ2次予選初戦の代表メンバーに招集されてモチベーションも高く、神戸戦は8試合で11ゴールと相性も抜群に良い。"神戸キラー"ぶりを再び見せつけるか。もっともコンディション自体は決して良好とは言えず、やや疲労が溜まっている状態。そのなかでどんなプレーを見せるか興味深い。
 
 また、SBの攻防もポイントだ。前節の鹿島戦では左SBの藤春が攻撃面でリズムを作って主導権を引き寄せた。サイドで優位に立てば2トップもより活きてくるだけに、「藤春×高橋峻」、「米倉×安田」の駆け引きにも着目したい。

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ヴィッセル神戸
リーグ成績(14節終了時):12位 勝点16 4勝4分6敗 15得点・17失点
 
【最新チーム事情】
●水曜日のナビスコカップ・名古屋戦は4-0と快勝。チーム状態は上向きつつある。
●その名古屋戦では安田が戦列復帰後、初のフル出場。今季初得点を含む2ゴールを決めたP・ジュニオールとともに調子を上げる。
●公式戦77ゴール中11ゴール、昨季4試合で6ゴールと"神戸キラー"ぶりを見せる宇佐美を止められるかが鍵。
 
【担当記者の視点】
 14節の仙台戦(●0-1)は敗れたものの、多くのチャンスを作り、続くナビスコカップ・名古屋戦は4-0と快勝。8節から5戦勝星なしと一時は不調に陥ったが、状態は上向きつつある。
 
 特に戦列復帰した左の安田、右の高橋峻の両ウイングバックを活かした攻撃は機能しており、G大阪戦でも期待を持てそうだ。昨季はナビスコカップを含め5戦を戦い1勝もできなかった関西のライバルに対し、「一番燃えないといけない試合」(小川)と選手たちの気持ちも非常に高まっている。
 
 雪辱に向け、鍵となるのは"神戸キラー"の宇佐美への対応策だろう。3節のFC東京戦では負傷交代するまで武藤のマーク役として上々のパフォーマンスを見せたブエノを活かしながら、なんとか対抗したい。
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