「38歳のレジェンドが決めたゴールに歓喜したが…」なでしこの“執念”にカナダ・メディアは嘆息。「主導権を握っていたのに」

2021年07月21日 サッカーダイジェスト編集部

シンクレアはこの試合で代表300試合出場&187ゴールを記録

日本から先制点を奪い、歓喜するカナダのイレブン。シンクレア(中央)はさすがの決定力を見せた。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 東京オリンピック女子サッカーのグループステージ第1戦、日本対カナダが7月21日、札幌ドームで行なわれ、1-1の引き分けに終わった。

 先制点はカナダだった。38歳にして、国際Aマッチ300試合目という驚異の記録を更新したカナダのエース、クリスティン・シンクレアが6分に日本のゴールを割り、チームを勢いづかせる先制点を挙げる。

 以降、試合のペースはカナダにあった。地元局『CBC』は、「シンクレアが歴代187ゴール目を叩き込み、彼女が持つ国際的な試合での得点数を更新した。その後、守護神のステファニー・ラビはPKを与え、取り乱したものの、そのPKをストップ。負傷して交代するまでの働きは目を瞠るものがあった」と自軍を称えている。
 
 一方で、「この試合では、カナダが主導権を握っているように見えたが…」と追いつかれたことを悔やむ様子も見せた。

「試合の残り6分で、日本が執念を見せた。岩渕真奈のゴールで同点に追いつかれ、オリンピック初試合はドローで幕を開けることになった」

 また、両軍にとって波乱に満ちた初戦を、痛み分けのドローで終えたことについては、「悪くもない結果だろう」としている。

 カナダは24日にチリ、27日にはイギリスと対戦し、グループステージ突破を目指す。この初戦の結果がいかに今後に影響を与えていくかが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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