「日本のセンセーション」久保建英に海外メディアも熱視線!「バルサのスターにならって、五輪で金メダルを狙う」

2021年07月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

久保本人は「世界を驚かせるような大会にしたい」と意気込み

久保に英メディアからも注目が集まっている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 東京五輪を戦うU-24日本代表MF久保建英に、海外メディアも熱視線を送っている。

 母国開催の五輪で悲願の金メダルを目指すヤングジャパンにおいて、中心選手として活躍が期待されているのが久保だ。先日行なわれた優勝候補筆頭とも目されるスペインとの強化試合では、見事なボディバランスと突破力で、堂安律の先制点を演出してみせた。

【動画】久保の圧巻個人突破から堂安が左足一閃!スペイン相手に鮮やかな先制点

 そんな日本の"至宝"に注目するのは、日本だけではない。英メディア『Squawka』では「レアル・マドリーの"ジャパニーズ・メッシ"がバルサのスターにならって、オリンピックで金メダルを狙う」と見出しを打ち、20歳の逸材を特集している。

「2019-20シーズン、マドリーからマジョルカにレンタル移籍したクボは、4ゴール・4アシストを記録し、リーガで5番目に多い125回のテイクオン(ドリブル突破)を試みた。なお。この指標ではリオネル・メッシがダントツだった(263回)。ジャパニーズ・メッシが、その名に恥じない選手であることは誰の目にも明らかで、最終的には降格することになったが、巧みな足さばきで魅了した。

 昨夏、クボはさらなる成長が期待され、ウナイ・エメリが率いるビジャレアルに移籍するが、成果を上げられず1月にヘタフェへ。しかし、そこでもインパクトを残すことはできなかった。そうしたこともあって、クボのキャリアは現在、流動的になっているようだが、キャリアを再スタートさせ、(マドリーの)カルロ・アンチェロッティ新監督の目に留まるために、母国開催のオリンピックでの栄光に目を向けていることは間違いない。2008年に金メダルを獲得したメッシを見習い、この夏の大会で1位になりたいと考えているのだ」
 
 さらに同メディアは、本人の言葉を紹介することで、久保自身の本気度も伝えている。

「クボは『オリンピックには絶対に勝つつもりで行きます』と語っている。

『優勝したからといって、日本と世界の差が縮まるとは思いません。しかし、勝つことで自分としてもチームとしても世界へのアピールになる。世界を驚かせるような大会にしたいと思っています』」

 日本は、22日の南アフリカ戦を皮切りに、25日にメキシコ、28日にフランスとグループステージで激突。『Squawka』が「日本のセンセーション」と称した若きレフティは、旋風を巻き起こすことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】久保の圧巻個人突破から堂安が左足一閃!スペイン相手に鮮やかな先制点

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事