【グループD第1節展望】さっそくブラジル×ドイツの好カード! コートジボワールとサウジの“肉弾戦”も楽しみ

2021年07月21日 河治良幸

D組の行方を左右しうるブラジル×ドイツ

ドイツのマイヤーは世代別代表の常連で、将来を嘱望されるタレントだ。(C)Getty Images

▼コートジボワール×サウジアラビア
(7月22日/17:30キックオフ@横浜国際総合競技場)

 両チームともに身体能力の高い選手が多く、激しいバトルが予想される。

 アフリカの雄コートジボワールはA代表の主力であり、チームの精神的な支柱にもなるDFバイリー、MFケシエが加わり、マンチェスター・ユナイテッドのFWデュアロが10番を背負うなど、本気度という意味ではスペインにも匹敵する。ビッグクラブが食指を伸ばすタレントも多く、メダル候補の一角であることは間違いないだろう。

 サウジアラビアはオーバーエイジのアル・ファラジュとヤセル、10番のアル・ドサリなどが中盤からの細かいパスワークと個人の仕掛けを披露する。ミドルシュートも駆使して、バイリーを擁するコートジワールからゴールを奪うことができるか。
 
▼ブラジル×ドイツ
(7月22日/20:30キックオフ@横浜国際総合競技場)

 D組の行方を左右しうる好カードだ。

 ブラジルは若きタレント集団に経験豊富なD・アウベスを加えて、短い期間でも順調に準備を進めてきたようだ。UAEとの強化試合ではセビージャのCBのD・カルロスのゴールで先制すると、ヘルタ・ベルリン所属のCFクーニャが2ゴールなど5得点を奪った。基本は4-3-3で、リヨンのB・ギマランイスが組み立てる。

 クンツ監督が率いるドイツはオーバーエイジのクルーゼ、アミリ、アーノルドが攻撃を仕切ると見られるが、MFマイヤーは楽しみなタレント。4-3-3をベースとした組織的な守備から、クルーゼなどを生かす鋭いショートカウンターの起点になれるか。

文●河治良幸

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