【グループC第1節展望】スペインは準備万端もエジプトも侮れず。アルゼンチンと戦う豪州の新旧J戦士に注目

2021年07月21日 河治良幸

EUROメンバー6人を加えたスペインは万全の状態でエジプト戦に臨む

日本とのテストマッチは1-1で引き分けたスペイン。至宝ペドリ(写真)の活躍に期待。(C)Getty Images

▼エジプト×スペイン
(7月22日/16:30キックオフ@札幌ドーム)

 EUROメンバー6人にダニ・セバージョス、ミケル・メリーノ、マルコ・アセンシオというオーバーエイジの実力者を加えたスペインは、コンディション面の専門スタッフによるサポートもあり、日本との強化試合を経て万全の状態でエジプト戦に臨む。会場が屋内スタジアムの札幌ドームであることも強度を維持する意味で味方するはず。

 ただし、エジプトも6月の親善試合では南アフリカに2-0、3-0と勝利しており、侮れる相手ではない。モハメド・サラーをオーバーエイジの目玉として招集できなかったが、経験豊富なアフメド・ヘガジーを中心とした堅実な守備から鋭いカウンターを繰り出す戦い方を徹底しそうだ。

 長身でスピードもあるFWライアンはブレイク候補。パウ・トーレスやエリック・ガルシアも要注意のアタッカーだ。
 
▼アルゼンチン×オーストラリア
(7月22日/19:30キックオフ@札幌ドーム)

 スペインがいるグループであることを考えると、どちらもここで落とすわけにはいかない。アルゼンチンは結局GKのレデスマしかオーバーエイジを招集できなかったが、その守護神も含めて3月に日本と2度の試合を経験したメンバーばかりで、連係面は大きな強みになりそう。

 オーストラリアも浦和のDFトーマス・デンをはじめU-23アジア選手権でともに戦ったメンバーが多い。試合環境が札幌ドームで涼しいこともあり、元清水のFWミッチェル・デュークをオーバーエイジに迎えた"サッカルーズ"が高い強度でアルゼンチンを封じ込められるか。

 アルゼンチンの注目は190センチで身体能力抜群のFWアドルフォ・ガイチで、オーバーエイジのルオン・トンギックを加えたオーストラリアの最終ラインと激しいバトルが展開されそうだ。

文●河治良幸

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