【グループA第1節展望】韓国に逆転勝利のフランスはメキシコと対戦。日本の相手・南アのキーマンは?

2021年07月21日 河治良幸

日本のCFは林がスタメンか?

4戦連発中の堂安。五輪本番でも勝負を決する活躍が期待される。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

▼メキシコ×フランス
(7月22日/17:00キックオフ@東京スタジアム)

 日本にとっても気になるカード。2大会ぶりの金メダルを目指すメキシコは早めの来日で調整を続けている。フランスはソウルで韓国と親善試合を行ない、終盤に途中出場の長身FWコロとムクブがゴールして逆転勝利を飾った。

 フランスは4-3-3をベースにオーバーエイジのジニャックとトヴァンが攻撃の中心を担い、酒井宏樹も実力を認めるサヴァニエやトゥザールが中盤から攻守をコントロールする。国際的にあまり知られていないサブメンバーも十分に強力だ。

 逆にメキシコは予選からほとんどメンバーが変わっておらず、A代表の守護神オチョアを支えとした組織的な守備と、多彩なアクションを駆使した攻撃で強豪国を苦しめられるか注目だ。
 
▼日本×南アフリカ
(7月22日/20:00キックオフ@東京スタジアム)

 日本にとって大きな初戦であり、この先の相手がメキシコ、フランスであることを考えても、是が非でも勝点3が欲しい試合だ。ただし、スタッフ1人を含む3人の陽性者、21人の濃厚接触者が出ている南アフリカは試合を成立させられるかも不透明な状況だ。

 日本としてはどんな状況でも全力で叩きにいくしかない。オーバーエイジにディフェンシブな3人を加えた日本は、連続得点で好調のナンバー10堂安律をはじめ、トップ下から多くのチャンスに絡む久保建英が攻撃面で頼りになる。

 1トップにはバックアップから正規メンバーになった林大地が先発候補で、途中から抜群のスピードを誇る前田大然が投入される流れか。2列目の左では攻守に強度を発揮できる相馬勇紀が久保や堂安とも違う、縦に剥がす力で南アフリカに襲いかかる。

 対する南アフリカはシンが仕掛けのキーマンで、左右どちらもできるので、両面で警戒しておく必要がある。

文●河治良幸

【五輪代表PHOTO】堂安・三笘も合流!全22選手で南アフリカ戦に向け調整!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事