堂安に向ける眼差しが温かくて…先生のような、兄貴のような、お父さんのような吉田麻也【厳選フォト】

2021年07月19日 金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

そのブレない芯の強さが、リーダーたる所以だと思う

有観客への想いを発信した吉田。堂安(手前)も「これが選手達の意見」と賛同した。写真●金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 今さら言うことではないけど、A代表でもキャプテンを務めるだけに存在感が半端ない。ランニングで先頭を走る姿が醸し出すのは、生徒たちを引率する体育の先生感。貫禄がありすぎる。

 東京五輪で金メダルを目指すU-24代表にオーバーエイジ(OA)として参戦。自身にとってはこれが3度目のオリンピック。頼れるキャプテンとして、最終ラインの要として、吉田麻也はヤングジャパンを牽引する。

 ある日のトレーニングでは、旗手怜央となにやら熱心に話し込みながらピッチに登場。二人組でのストレッチでは、堂安律に向ける眼差しがどこか温かい。若手たちにとって、しゃべりやすく、接しやすい兄貴分なのだろう。
 
 7月12日に行なわれたホンジュラスとのテストマッチでは、久保建英のFKから右足アウトでの巧みなシュートを流し込み1得点。笑顔を見せる吉田のもとに続々とチームメイトが集まり、歓喜の輪が広がる。さながら大好きなお父さんに息子たちが群がるような感じで、なんだか"ほっこり"した気分になった。

 先日のスペイン戦の後、フラッシュインタビューで有観客への想いをストレートに表現した吉田。そのブレない芯の強さが、リーダーたる所以だと思う。

取材・文・写真●金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

【五輪代表PHOTO】あなたもどこかに!?ノエスタに駆けつけた日本代表サポーター!

【五輪代表PHOTO】4試合連続ゴールで圧巻の存在感!久保と攻撃を牽引した堂安律を特集!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事