リオネル・メッシが、アルゼンチン代表で主要タイトルを獲得した。その事実を喜ぶファンは多い。サッカーの歴史をつくった男にふさわしい、だがこれまでに欠けていた栄光だからだ。

　バルセロナであらゆるタイトルを手にし、数々の記録を塗り替えてきたメッシだが、アルゼンチン代表では何度も悔しい思いをしてきた。ワールドカップ（W杯）やコパ・アメリカで優勝に迫りながらもトロフィーに手をかけることができなかったのだ。

　アルゼンチンの伝説ディエゴ・マラドーナとの比較が絶えない中で、W杯を制した今は亡き英雄に対し、代表でのタイトルがなかったことは、"歴代最高議論"においてつねにメッシの不利に働いた。

　だがこの夏、メッシはついに報われた。決勝で宿敵ブラジルを下し、コパ・アメリカ優勝を成し遂げたのだ。本人はもちろん、バルセロナやアルゼンチン代表、そして世界の多くのファンが、ようやく訪れたその瞬間に歓喜した。
 

　だからこそ、メッシがインスタグラムに投稿したトロフィー画像の反響は大きかった。スペイン紙『Marca』によると、メッシの投稿に寄せられた「いいね」は、同プラットフォームにおけるスポーツ関連の投稿で最多となる数字を叩き出したという。

　投稿から１週間で、メッシの投稿には2000万以上の「いいね」が寄せられた。Marca紙は、マラドーナが亡くなった際のクリスチアーノ・ロナウドの追悼メッセージを上回る最多記録と伝えている。

　すでに伝説となったメッシだが、バルセロナとの再契約が報じられており、来年にはカタールW杯も控えている。さらに栄光をつかみ、またインスタ記録を更新することができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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