「日本も真似しないと…」4戦連発の堂安律が語ったスペインとの“大きな差”とは?

2021年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1試合ごとに上手くなれるようなチームにしたい」

背番号「10」をつけてから4戦連発の堂安。五輪本番を最高の状態で迎えられそうだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 U-24日本代表の「10番」がまたしてもネットを揺らした。

 6月の代表活動から東京五輪本番と同じ背番号「10」を託された堂安律は、7月17日に行なわれたU-24スペイン代表戦でも、4戦連発となるゴールを決めた。

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 そんな堂安が試合後に語ったのは、スペインとの「力の差」だった。

「今日のスペインは誰が見ても分かるような格上。ピッチ内でも選手たちが力の差を感じたので、そういう格上相手にどうやって勝点をとっていくのか」

 苦しい時間帯に先制点を奪った救世主は、どんな点に「力の差」を感じたのか。「彼らはよくサッカーを知っていると思った」と明かし、こう続けた。
 
「(スペインは)ワンタッチのプレーを何度もしていた。恐らく、味方がどこにいるかを見ていなくても、サッカーを分かっているからできる」

 ポジショニングの秀逸さや、スペースにボールを出した際の共通理解、さらに相手にも奪われない位置の判断など、「サッカーの上手さ、賢さ」を感じたようだ。

 さらに、「ディフェンスが良くても奪えなかった。それは僕たちのミスではなく、彼らのサッカーの知識の多さ。やられるシーンが多かったので、日本もそういうことを真似しないといけない」と学びも多かったという。

 北中米と、ヨーロッパ、グループリーグで同居するメキシコとフランスを仮想して行なわれた直前の強化試合は、1勝1分。本大会でも同様に勝点4を得られれば、決勝トーナメント進出に大きく近づくことになる。

 中4日で迎える東京五輪初戦に向けて堂安は、「もっともっとうまくならないといけない。大会中にでも上手くならないと優勝できないと思う。開幕戦から6試合ありますけど、1試合ごとに上手くなれるようなチームにしたい」と更なる成長を誓った。

「まずは初戦が大事になってくると思う。1戦1戦、目の前の試合に勝つということを意識します。あとはやっぱり、賢く勝つ。6戦あって、中2日、3日で続くので、総合力、チーム力を出しながら勝っていくというのがメダルへの近道。それを出しながら金メダルを目指したい」

 U-24日本代表の東京五輪初戦は、7月22日、東京スタジアム(味の素スタジアム)で20時キックオフで行なわれるU-24南アフリカ代表戦だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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