「マンチーニが大嫌い」マンC時代の教え子ブリッジが大胆発言!「絶対に監督として理解できない」

2021年07月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「マンチーニが負けることを望んでいた」

ブリッジ(右)がマンC時代に師事したマンチーニ(左)を酷評した。(C)Getty Images

 母国にトロフィーが戻ることを願っていたイングランドの人々は、EURO2020決勝で敗れたことに落胆している。すべての国民がそうだろう。ただ、OBのウェイン・ブリッジには、さらに失望する理由があった。イタリアを率いたロベルト・マンチーニ監督の存在だ。

 2009年1月にブリッジがマンチェスター・シティに移籍した約1年後、マンチーニがシティの指揮官に就任。ブリッジはその1年後からレンタル生活に突入し、シティでインパクトを残せないまま、存在感を失っていった。

 元イングランド代表DFは、イタリア人指揮官に対して良くない感情を抱いている。その彼が母国を53年ぶりの栄光に導いたことで、悔しさがより一層大きいようだ。

 英紙『Daily Mail』によると、ブリッジは『bettingexpert』の「The Big Stage」で「本当に傷ついた。マンチーニが憎いからだ。私が彼のことを大嫌いなのは、みんなが知っている」と話した。
 
「自分にとって最悪の監督だったとは言わない。だが、戦術的に素晴らしくはない。彼がしたのは良いことだよ。そう言わなければいけないのがつらい。私の家族はイングランドを応援していただけでなく、マンチーニが負けることを望んでいた。だから、より一層つらいよ。絶対に監督として理解できない」

 周知のように、マンチーニはシティをプレミアリーグ初優勝に導いた指揮官だ。クラブの歴史を作った人物だが、ブリッジの評価は高くない。

「優勝したからシティのファンは彼を愛しているだろう。だが、シティで彼がしたことの功績は…。当時の選手たちを見れば、それが優勝の理由だ。彼が監督だからじゃない。

 自分は彼と合わなかった。数か月いたが、練習は全く楽しめなかった」

 イタリアの欧州制覇がマンチーニの功績でもあることは、ブリッジ本人も認めている。だが、シティ時代の思い出から、ブリッジはマンチーニの力そのものを認めたくはないようだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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