直撃! ワールドサッカーダイジェスト編集部「移籍とコパ・アメリカを根掘り葉掘り」

2015年06月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

動き出しが早いのがユーベ。ディバラとケディラを獲得。

マドリーの新監督に就任したベニテス。その手腕をWSD編集部はどう評価? (C) Getty Images

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 サッカーと雑誌作りに情熱を傾ける編集部を定期訪問して、世界のサッカーの最新事情からワールドサッカーダイジェスト最新号の内容まで、根掘り葉掘り聞き出します。
 
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――6月4日発売の『ワールドサッカーダイジェスト』最新号は、移籍とコパ・アメリカの2大特集ですね。
 
編集長:移籍企画は、注目ポイントを総ざらい。それから、ディ・マルツィオ記者がズバリ回答します。気になる噂の信憑性について。
 
 6月11日に開幕するコパ・アメリカは、出場12か国の選手名鑑と見どころガイド。選手名鑑、ぜひお手元に!
 
――欲張りな一冊ですね。さて、移籍はこれからがいよいよ本番ですが、まだ大きな動きがありませんね。
 
プレミア担当:ユナイテッドが買い取りオプションを行使せず、ファルカオの退団が決まったくらいかな。それから、まだ正式決定じゃないけど、ミルナーがリバプールへ行きそう。今シーズン限りで切れるシティとの契約を延長せず、フリーで移るようだ。チームカラーに合ってるような気がする。
 
 ただ、リバプールはいよいよスターリングが出て行きそうだ。ディ・マルツィオ記者には、そのあたりも展望してもらってるよ。
 
セリエA担当:動き出しが早いのがユーベ。人気銘柄のディバラを射止めて、ケディラの獲得も決まった。ケディラはフリートランスファー。
 
 最近ではピルロとジョレンテも移籍金ゼロだったし、ここの強化部門は本当に優秀だよ。カネばっかり使って、ちっとも強くならないどこかのクラブとはえらい違いだ(笑)。
リーガ担当:ベニテスのマドリー監督就任が決まった。
 
セリエA担当:ベニテスはマドリーにとって最善の選択だったのかな。その手腕に疑問を投げかけたのは、本誌で連載コラムを持つパドバン記者。ローマのガルシア監督とともに、ユーベの独走を許した"戦犯"だと指弾していた。
 
 たしかに、統率力に問題があるのかなと。これもパドバン記者が指摘しているように、モウリーニョの後を受けたインテルで総スカンを食った。
 
リーガ担当:マドリーの下部組織出身で、芽が出なかった現役生活を終えた後、指導者としてのキャリアもマドリーのBチームで始めた。出自は文句なしで、バレンシアを二度リーグ優勝に導いたように実績もあるんだけど、個性的なスターたちを心服させるカリスマはないような気がする。

次ページコパの見どころは、初優勝を狙う開催国チリの本気。

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