「可能性が高まっている」グリエーズマンとサウールのトレードが実現か。 西紙アンケートでは過半数が「アトレティコの勝利」

2021年07月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「バルサ勝利」の回答は18%

グリエーズマン(左)とサウール(右)、注目のトレードは実現するのか。(C)Getty Images

 現時間7月14日、世界はリオネル・メッシがバルセロナと再契約すると報じた。一方で、アントワーヌ・グリエーズマンはトレード放出が噂されている。

 スペイン紙『Mundo Deportivo』は先日、バルセロナとアトレティコ・マドリーの間でグリエーズマンとサウール・ニゲスのトレードが実現するかもしれないと報じた。同紙『Marca』は14日、その実現の可能性が高まっていると伝えている。

 バルサはすでにセルヒオ・アグエロとメンフィス・デパイを攻撃陣に加えた。メッシの親友でもある前者と、ロナルド・クーマン監督が望んだ後者の加入は、フランス代表FWの出場機会に影響を及ぼすとみられる。

 一方、思うようなシーズンを過ごせなかったスペイン代表MFは、以前から去就が騒がれているうえ、クラブがロドリゴ・デ・パウルを獲得。競争がさらに激化するなかで、ジョルジニオ・ヴァイナルダムを逃したバルセロナ中盤への移籍が注目されている。
 
『Marca』は、両クラブにとって"ウィンウィン"のトレードと伝えた。バルサはメッシや新戦力の出場機会を確保し、向上の余地が大きく、異なるタイプのMFを加えられ、アトレティコはグリエーズマンというトップクラスのストライカーを戻すことができるからだ。

 同紙のアンケートでは、約13万人のユーザーのうち、54%と過半数が「アトレティコ勝利」の取引と回答。「両者勝利」「バルサ勝利」の各18%に大差をつけた。「両者敗北」は、もっとも低い10%だった。

 ただ、『Marca』は、両選手がそれぞれ妥協することも必要になると指摘した。グリエーズマンは減俸をのまなければならず、サウールはレギュラーの保証がない立場を受け入れる必要がある。

 コロナ禍で各クラブが様々なやり繰りを強いられている今夏のマーケットで、注目のトレードは実現するのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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