「プレシーズンに見極めることになる」武藤嘉紀の去就はどうなる? ニューカッスル指揮官が“復帰組”に言及

2021年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本人ストライカーはプレシーズン合宿に参加中とのこと

今夏の去就が注目されている武藤。ニューカッスルとの契約は2022年6月末まで。(C)Getty Images

 プレミアリーグのニューカッスルが保有するFW武藤嘉紀は、昨季いっぱいのラ・リーガ、エイバルへの期限付き移籍を満了し、クラブのプレシーズン・キャンプに参加しているようだ。現地紙『Chronicle Live』が報じている。

 同紙はクラブの公式チャンネルが公開した動画をもとに、スティーブ・ブルース監督のコメントを引用。レンタルから復帰したメンバーは、「プレシーズン中にどうなるかを見極めることになるだろう」と語っているという。

「今回の合宿は、ここに集まった選手たちのためのものだ。準備が鍵となるだろうし、それがうまくいけば、選手はより良い道を歩むはずだ」
 
 合宿には武藤のほか、カムバック組のフレディ・ウッドマン、ケル・ワッツらも参加しているという。同紙によれば、今週末に控えるトレーニングマッチで、ヨーク・シティ(イングランド6部相当)と対戦する。この試合では、武藤らチームに戻ってきた選手たちに出番が与えられる見込みだという。

 28歳の日本人ストライカーは、2018年夏にブンデスリーガのマインツから、ニューカッスルに加入。当時950万ポンド(約12億5000万円)をかけて獲得された。だが、加入後2シーズンのリーグ戦で決めたのは1得点のみ。昨夏には当時、乾貴士が所属していたエイバルに期限付き移籍で加入したが、リーグ戦26試合出場で1ゴール・2アシストに終わっている。

 ブルース監督の構想外であるため、再レンタルまたは売却が濃厚視されている武藤だが、この状況をひっくり返すパフォーマンスを見せることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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