三笘薫、海外移籍報道に「今は五輪に集中していきたい」。現在別メニュー調整中も「間違いなく大丈夫」

2021年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合が終わった後から次の試合が始まっているという気持ち

旗手とともに最後にチームに合流した三笘。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 東京五輪に向け、最後の合流メンバーとなった三笘薫は7月14日、オンライン上で取材に応じ、過密日程を戦う心構えを説いた。

 川崎フロンターレに所属する三笘は、6月末から7月11日まで、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦し、12日の16時頃に旗手怜央とともに代表チームの宿舎に入った。3日間の検査で陰性が確認される必要があったため、同日のU-24ホンジュラス戦には不参加で、ホテル待機となっていた。

 外から見ていたホンジュラス戦について、三笘は「前半は特に、中盤の3枚だけでなく、前線の選手も守備の切り替えや、守備の強度、ボランチとの繋がりも良い距離感でやっていて良かったと思う。その一人ひとりの距離感を意識しつつ、ポジションチェンジをしながら攻めていくというのが良い刺激になりました」と振り返った。

 2列目左のポジションを争うライバルの相馬勇紀とは出場機会を分け合う可能性も高い。「大学から知っていて、ふたりでも話をしている。ふたりが出れればいろんな特長で相手は嫌がると思うし、強度の面でも最大限発揮できると思う。最初から全力でやるところと、まかせるところと、信頼をもってやっています」。それぞれの特長を活かしながらの共存も視野に入れているという。
 
 また、ACLでは五輪本番と同じような中2日で6試合を戦ってきた。過密日程での連戦で必要なことについて「試合後の疲労感から次の試合への持って行き方とか、その辺はよくわかった」として、「リカバリーのところ。試合が終わった後から次の試合が始まっているという気持ちでやらないと本当に間に合わないところがある。毎試合毎試合フルコンディションで持っていくためには、休養がカギになると思う」と指摘。

 さらに、コンディション維持のためには、「一番大切なのは食事と睡眠。そこの質を上げるのは大切。なるべく五輪期間中に、勝っても負けても、チームの中でいろんなことを解決していくのも大事。ネットだったり周りの音にも惑わされないことも大事」だと言う。

 現在は足のハリを訴えて別メニュー調整となっていたが、「間違いなく大丈夫だと思っている。しっかり治して、コンディションを上げていきたい。トレーナーとコミュニケーションを取りながらやっていきます」と本番最後の親善試合、U-24スペイン戦へ意欲を漲らせた。

 一部報道では海外移籍の話も出ていたものの、「今話せることはないが、常に上を目指してやってきています。今はオリンピックに集中していきたい」と東京五輪に照準を合わせた。

 U-24日本代表は、7月17日にスペイン戦を行ない、22日から始まる五輪本番に挑む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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