「彼を嫌っていると…」モウリーニョ、酷評してきた英代表DFをついに称賛! EUROの個人的MVPに選出したのは?

2021年07月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「向上し、向上し、向上し続けた」

モウリーニョ(右)が、ショー(左)についに賛辞を寄せた。(C)Getty Images

 栄冠を手にすることはできなかった。ゴールを決めていただけに、悔しさもなおのこと大きいだろう。だが、ルーク・ショーにとってひとつだけ朗報?がある。ジョゼ・モウリーニョが、彼を認めたのだ。

 カリスマ指揮官がマンチェスター・ユナイテッド時代からショーを繰り返し批判してきたのは周知のとおりだ。EURO2020が開幕してからも、モウリーニョの発言が取り上げられ、本人が不快感を表わすことがあった。

 だが今回、イタリアとの決勝で開始早々に先制点を挙げたイングランド代表DFについて、モウリーニョは英『talkSPORT』で「私が彼を嫌っているとみんな思っているから、言っておかなければならない。素晴らしい大会だった。ファンタスティックなファイナルだった」と述べている。

「守備ではミスなし。とてもソリッドだった。そのうえ、彼は向上し、向上し、向上し続けた。ゴールを決めた。成長ぶりも非常に良い。ベリーグッドなルーク・ショーだ」
 

 一方で、58歳はショーに賛辞を寄せたうえで、PK戦を前にした時点で自分が選んだ大会MVPは、イングランドのカイル・ウォーカーだったと明かしている。

「ウォーカーは怪物級だったと思う。大会の最初から、決勝で交代するまで、彼はとんでもなかった。デュエルで彼が負けたのはひとつも記憶にない。クラブでプレーするときほど前に行かなかったが、それは戦略的な観点からだ。私は選手に最高の賛辞を寄せるとき、アニマルと呼ぶ。ウォーカーはまったくのアニマルだった。最初から最後まで怪物だった」

 ただ、ショーもウォーカーも、何よりも望んだトロフィーを手にすることはできなかった。このまま好調を続け、1年半後に世界王者の座に輝くことはできるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】ショーの鮮烈ボレー弾で先制も…イングランドはあと一歩で涙

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