「たまたま勝てたような」冨安健洋が語ったホンジュラス戦の反省点

2021年07月12日 サッカーダイジェスト編集部

前半は良い内容も、ペースダウンした後半は…

厳しいディフェンスを見せた冨安。CBとして質の高いプレーを披露した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

[国際親善試合]U-24日本3-1U-24ホンジュラス/7月12日/ヨドコウ桜スタジアム

 東京五輪の初戦を10日後に控え、U-24日本代表は7月12日、グループリーグに向けた"仮想メキシコ"として、U-24ホンジュラス代表と大阪のヨドコウ桜スタジアムで対戦し、堂安律の2ゴールなどで3-1で勝利した。

 ただ「今日はたまたま勝てたような感じだと思います」と課題を口にしたのは、CBとしてフル出場し、40分にはこの日、光ったインターセプトから堂安のゴールを演出した冨安健洋だ。

 前半は相手を押し込み、2-0で折り返す良い流れも、後半はシーズンを終えて合流したヨーロッパ組が多かったこともあり、足が止まり始めた日本は、66分にシュートブロックに入った冨安の足にルーズボールが当たりオウンゴールで失点。

 その後、85分の堂安のゴールで突き放したが、冨安も後半の戦い方を修正ポイントに挙げた。

「後半はミスがかなり増えましたし、奪ったボールをつなげないことが多くなって、そこで押し込まれる展開が多くなりました。前半は縦パスが入ってシュートまでいけたので良かったですが、後半は縦パスが入ってからボールを失ってカウンターを受けるシーンもかなり多くて、前線の選手に伝えたのは、縦パスが入ったあとも、いけたとしてもちょっと待って、ボランチに下げたり、サイドに深く押し込んで、相手陣内でボールを回す時間を作らないと、やっぱりきついなと思いました」
 
 もっとも、イタリアのボローニャで主力としてシーズンを戦った自身のコンディションは、「しんどい時間帯もありましたし、試合後、疲労感もありますが」と語りつつ、「今日は思ったより動けましたし、90分やれたのもポジティブです。僕個人的には80パーセントくらいきていると思います」とコメント。

 チーム全体に関しても「今日やりましたし、また良くなっていくと思います」と前向きに捉えた。

 今後は90分を通じたゲームコントロールという課題を修正しながら、7月17日に控える本番直前のもうひとつの強化試合、キリンチャレンジカップのスペイン戦に臨む。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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