「カンナバーロの姿を心の中で見て…」伊代表主将が53年ぶり欧州制覇の裏側を明かす!大会MVPの若き守護神にも賛辞

2021年07月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕たちは何か魔法のようなものを感じた」

主将キエッリーニが、欧州制覇の喜びを語った。(C)Getty Images

 112キャップを誇る百戦錬磨のカピターノが、熱い胸の内を明かした。UEFA公式サイトが伝えた。

 現地時間7月11日に開催されたEURO2020の決勝で、イタリアはイングランドとウェンブリーで激突。開始2分でルーク・ショーにボレーシュートを叩きこまれるも、猛攻を続け67分にCKの流れからレオナルド・ボヌッチが押し込み同点に追いつく。

 その後勝ち越し点は奪えず、最後はPK戦となった結果、守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが4人目、5人目と見事に連続セーブ。イタリアはPKスコア3-2で、53年ぶり2度目の欧州制覇を果たした。

 試合後、インタビューに応じたジョルジョ・キエッリーニは、「タフな試合だった」と、120分超の死闘を振り返っている。

「最悪の形でスタートしてしまった。スタジアムのファンはイングランドを全力でサポートしていたので、我々にとっては難しかった。しかし、僕らは落ち着いていたし、それが重要だった。ハーフタイムには、正しいパスをして、正しいシュートを打たなければならないと話し合った。ゲームをコントロールしなければならない、これが勝つための方法だとね」
 
 半世紀ぶりに果たしたEURO優勝については、興奮気味にこう語っている。

「歴史がある。夢のような話だね。本当に、信じられないよ。このランを始めたとき、僕たちは何か魔法のようなものを感じた。それが日に日に大きくなっていったんだ。(ファビオ・)カンナバーロがカップ(2006年ドイツ・ワールドカップ)を持っている姿を心の中で見て、それが僕たちに幸運をもたらしてくれた」

 36歳のキャプテンは、圧巻のセーブを連発し、大会MVPに輝いた若き守護神にも言及。ファーストネームが同じレジェンドの名を持ち出し、その活躍ぶりを称えている。

「ジャンルイジ・ブッフォンと一緒にプレーしていたから、僕は幸運だった。今はドンナルンマと一緒にプレーしているが、それは同じことだよ!」

 現在34試合無敗のアッズーリは、勢いそのままに来年のカタール・ワールドカップも制し、メジャー大会連覇を成し遂げることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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