クリスティアーノが豪快シュートを決める! 柏が鹿島を2-1で撃破

2021年07月11日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

先制弾のクリスティアーノはヒールキックパスで2点目にも絡む

先制点を決めたクリスティアーノ。2ゴール目にも絡んだ。写真:滝川敏之

 J1リーグの柏レイソル対鹿島アントラーズが7月11日、三協フロンテア柏スタジアムで行なわれ、ホームの柏が2-1で勝利した。

 序盤はボールを保持する鹿島に対し、柏が5バックで構え、リトリートからのカウンターを狙った。まずは最前線のペドロ・ハウルにロングフィードを供給し、そこからクリスティアーノらも絡んで迫力ある攻撃を展開した。

 一方で鹿島は、地道にボールをつなぎながら、機を見て縦パスを打ち込んだり、カウンターも織り交ぜて攻める。敵陣に押し込むシーンもあったが、最終局面で崩しきれない時間帯が続いた。

 狙いのアタックが先に奏功したのは柏だった。カウンターで敵陣深くに侵入するだけでなく、前半半ばあたりからはゲームの主導権を握る。次第にチャンスを作れるようにもなり、32分には三丸拡のクロスからP・ハウルが惜しいシュートを放った。

 対する鹿島も反撃。スピーディな攻撃で相手ゴール前まで侵入すると、とりわけ土居聖真が何度もチャンスを掴む。34分には左足で、37分には頭でシュートを打ったが、どちらも上手くミートできなかった。

 ホームの柏は敵の威勢良いアタックに怯まず、再び反転攻勢に出る。44分には、CKの流れから三丸のクロスに上島拓巳が打点の高いヘッドで合わせたが、シュートはわずかに枠を外れた。
 
 良い流れを後半に持ち込んだのは柏。49分、P・ハウルのポストを受けたヒシャルジソンが右サイドにスルーパスを供給し、駆け上がったクリスティアーノがシュートを放つ。しかし、ボールはゴール左に外れた。

 直後の53分にクリスティアーノが再び決定機を迎える。似たような形で今度は戸嶋祥郎のスルーパスに抜け出すと、またも豪快に右足を振り抜く。2度目のチャンスでは、きっちりゴール左上に決めた。

 勢いに乗った柏が畳みかける。57分、右サイドを抜け出したクリスティアーノがヒールキックパスを送り、そこに反応した大南拓磨がダイレクトでグラウンダーのクロスを供給。最後はP・ハウルが合わせてネットを揺らした。

 柏は終盤に1点を返されたが、なんとか逃げ切って2-1でタイムアップ。豪快シュートを決めたクリスティアーノの活躍もあり、ホームチームが実りある勝点3を手にした。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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