【日本代表】W杯アジア2次予選・初戦に臨む招集メンバー25人の近況レポート|国内組編

2015年06月02日 サッカーダイジェスト編集部

FW編:注目はやはりJ屈指の決定力を持つプラチナ世代コンビ

J1の得点ランキングで豊田と並んでトップタイの宇佐美(14節終了時)。来るイラク戦、シンガポール戦でもその決定力を発揮するか。(C) SOCCER DIGESST

 イラクとの親善試合(6月11日@日産スタジアム)と、ロシア・ワールドカップのアジア2次予選・初戦シンガポール戦(6月16日@埼玉スタジアム2002)に臨む日本代表メンバー25人の近況をチェック!
 
 第1ステージもいよいよ佳境を迎えつつある国内組の現況をお届けしよう。
 
【写真でチェック!】日本代表招集メンバー
 
FW
宇佐美貴史(G大阪)
今季成績(J1):12試合・10得点
 
 今季のハイパフォーマンスを見れば、"日本の至宝"が選出されたのは当然だろう。繊細なボールタッチ、独特のリズムを刻むドリブル、局面を打開するイマジネーションは、いずれも日本屈指の水準で、今季は課題の守備やオフ・ザ・ボールの質にも改善が見られる。
 
 得点ランキングではトップタイの10ゴールと目に見える結果も残し、「宇佐美にしかできないプレー」には感嘆するばかりだ。
 
FW
武藤嘉紀(FC東京)
今季成績(J1):14試合・9得点
 
 腰や膝に痛みがあるなど万全なコンディションになく、ゴールを量産していたシーズン序盤のキレが消え始めている。試合を重ねるごとにマークが厳しくなっている影響もあり、躍動感溢れるドリブルでエリア内に持ち込む回数もだいぶ減ってきた。
 
 とはいえ、決勝点を決めた直近の柏戦後にマインツへの完全移籍を発表。移籍問題に決着をつけたことで心には平穏がもたらされるはずだ。ハマった時のスピード、決定力はJリーグ屈指。ここからコンディションを整えて代表戦に臨めれば、あっと驚くパフォーマンスを披露する可能性はあるだろう。
 
FW
川又堅碁(名古屋)
今季成績(J1):14試合・3得点
 
 ボールを呼び込み果敢にフィニッシュへ持ち込む姿勢は見られるが、9節・湘南戦以来ゴールから遠ざかるなどここ最近の出来はベストとは言い難い。とはいえ、抜群の嗅覚と類まれな得点センスはライバルに引けを取らず、爆発力を秘めているのも確かだ。
 
 3月シリーズ、先月の国内組による代表候補合宿に続きハリルホジッチ体制発足後、三度目のメンバー入りで、代表初得点をマークしたウズベキスタン戦(3月31日)に続くゴールを目指す。

次ページMF編:ボール奪取力の高さを誇る山口のコンディションは徐々に改善。

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