「唯一無二。イニエスタですら…」敗軍の将L・エンリケが絶賛したスペイン代表戦士は?

2021年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チームには10点中9点をつけたい」

PK戦の末に敗退が決まったスペインのL・エンリケ監督。(C)Getty Images

 偉大な先輩が手にした栄光には届かなかった。だが、弱冠18歳にして見事な活躍を見せてきたペドリの素晴らしさに議論の余地はない。

 スペイン代表は7月6日のEURO2020準決勝で、イタリア代表にPK戦の末に敗れた。アルバロ・モラタのゴールで一度は追いつき、延長戦に持ち込んだものの、最後はそのモラタがPK戦で失敗し、惜しくもファイナル進出を逃している。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、スペインのルイス・エンリケ監督は「きょうのダニ・オルモは素晴らしい試合をした」と、PK戦で外したアタッカーを称賛したうえで、大会最長の走行距離を記録しているペドリを絶賛した。

「この大会で18歳のペドリがしたことは、だれも成し遂げたことがない。アンドレア・イニエスタですら、ね。素晴らしいよ。唯一無二だ」

 ペドリだけではない。指揮官は「チームには10点中9点をつけたい」と、ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)全体をたたえた。

「スポーツでは勝つことと負けることを学ばなければならない。敗北からはより多くを学ぶ。ライバルを祝福しなければならない。負けたときは、立ち上がり、再びトライしなければいけないんだ」

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 L・エンリケは「例外なく、だれもがこの代表チームを誇っていると思う。わたしは今大会のチームがとても誇らしいよ。われわれは大きな経験を積んだ。若い選手たちがいる。最初から最後まで、われわれはチームだと示した。チームをつくるのがわたしの仕事だが、それができたよ」と続けた。

「この大会でこのチームは成長したと思う。ポジティブなことをたくさん見ることができた。若い選手たちは成功を熱望している」

 悔しい思いをしたペドリやスペインは、来年のワールドカップでトロフィーを目指す。主要大会3連覇という偉業を成し遂げた先輩のように、彼らは黄金期を築けるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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