先発8人を入れ替えた川崎がACL4連勝でグループ首位を堅持! 決勝T進出へ大きく前進

2021年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半のうちに14本ものシュートを記録

先発起用に応え、先制弾を決めた知念。(C)2021 Asian Football Confederation (AFC)

 川崎フロンターレは日本時間7月5日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節でフィリピンのユナイテッドシティFCと対戦し、2-0で勝利を収めた。

 前節は8-0で完勝した川崎は、中2日の再戦で8人を入れ替えた。GKチョン・ソンリョン、DFは右から橘田健人、山村和也、車屋紳太郎、登里享平、中盤はアンカーに塚川孝輝、インサイドハーフは右に小塚和季、左に大島僚太、3トップは右から遠野大弥、知念慶、長谷川竜也が並ぶ4-3-3のシステムを採用した。

 試合は川崎が終始相手ゴールに迫る。

 13分にはゴール前で得たFKを小塚が直接狙う。17分には長谷川が左サイドからカットインしてスルーパスを供給。反応した知念がペナルティエリア内でシュートを放つが、相手GKがファインセーブ。

 18分には再び長谷川の仕掛けからチャンスを創出。一度は相手ボールとなるものの、長谷川が果敢にプレスを仕掛け、相手は苦し紛れのバックパス。これを知念がかっさらいペナルティエリア内左の角度のないところからファーサイドのポストに当たるシュートでネットを揺らし川崎が先制に成功した。

 その後も25分には遠野のクロスに走り込んだ大島がヘディングシュート。26分は遠野がディフェンスライン裏に抜け出しGKとの1対1に持ち込むものの、ゴールならず。

 チャンスを作り続けた川崎は前半のうちに14本ものシュートを記録し、1点のリードで折り返した。
 
 後半は頭から脇坂泰斗が入り、さらにGKとの接触で頭を打った塚川に代え谷口彰悟をアンカーで起用した。

 60分に得た左サイドのFKから山村が強烈なヘディングシュートを放つが、これはGK正面に。なかなか追加点が奪えない川崎は、山根視来と家長昭博を投入する。

 すると78分、右サイドで家長が起点となり、山根、脇坂と繋ぎ最後はファーサイドの長谷川が押し込み待望の追加点を奪う。

 その後も攻め手を緩めない川崎が、最後まで相手ゴールに迫り2-0で試合を終わらせた。

 この結果、ACL開幕4連勝を飾った川崎は勝点を12に伸ばし、グループIで単独首位をキープ。20得点、2失点の圧倒的な数字で、2017年以来となる決勝トーナメント進出に大きく前進した。

 中2日で行なわれる次節、韓国の大邱FC戦は、日本時間7月9日の1時にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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