開始5分で先制のデンマーク、初優勝を果たした92年大会以来の4強入り!チェコはエースのゴールで追い上げも…【EURO準々決勝】

2021年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

セットプレーから試合が動く

ヘディングで先制点を奪ったディレイニー。(C)Getty Images

 現地時間7月3日、EURO2020の準々決勝が開催され、チェコとデンマークが、アゼルバイジャンのバクーで対戦した。

 開始5分、試合はいきなり動く。ストリガー・ラーセンのCKにディレイニーがヘッドで合わせてネットを揺らした。エースのエリクセンがグループステージ初戦に心肺停止で倒れ、途中離脱となるショッキングな出来事を乗り越え、特別な想いを持って戦うデンマークが幸先よく先制に成功する。

 決勝トーナメント1回戦で強豪オランダを下して勝ち上がってきたチェコのチャンスは、12分だった。ここまで4ゴールを記録しているシックがするするとペナルティエリア内に侵入し、切り返しから自慢の左足を振り抜くも、相手DFにブロックされる。

 さらに22分には、ゴール前でパスカットしたマソプストからラストパスを受けたホレシュがGKシュマイケルと1対1になるが、好守に阻まれる。

 迎えた42分、デンマークが追加点を奪う。左サイドを駆け上がったメーレのアウトサイドでの絶妙なクロスを、ドルベアが右足で押し込んだ。
 
 後半の立ち上がりから猛攻を仕掛けたのはチェコ。49分、ツォウファルの右サイドからのクロスに、シックが右足で合わせ1点を返す。これが今大会5ゴール目となったエースは、すでに敗退しているポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドと並び、得点ランクのトップタイとなった。

 その後、中盤以降は一進一退の展開となり、互いにチャンスを作るが、ネットを揺らすことはできない。

 72分にはチェコにビッグチャンスが到来。敵のクリアをペナルティエリア左で拾ったヤンクトが左足でシュートを放つも、カバーに入ったDFケアに阻まれる。

 結局、試合はこのまま終了。デンマークが2-1で逃げ切り、初優勝を果たした1992年大会以来のベスト4進出を決めた。7月7日の準決勝で、この後に行なわれるイングランド対ウクライナの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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